接骨院の開業資金はいくら?目安を算出するためのポイントを解説 | 開業支援の相談なら「開業支援ガイド」

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接骨院の開業資金はいくら?目安を算出するためのポイントを解説

接骨院の開業資金は、想定している接骨院の条件によって異なります。「物件の状況」「物療機器の種類」「従業員の数」など、色々な条件が考えられるため、実際に必要となる開業資金は接骨院の希望条件次第です。

 接骨院を開業したい人は開業資金の目安を算出するためのポイントを確認してみてください。ポイントを押さえることにより、開業資金の全体像を把握できる可能性があるため、接骨院を開業予定の人は開業資金の目安を算出するためのポイントを押さえることから始めてみましょう。

 ポイントは内訳ごとに目安を考えること

接骨院の開業資金を算出するときのポイントは、内訳ごとに費用の目安を考えることです。開業資金はいくつかの内訳があるため、まずは内訳ごとに費用の目安を考えることにより、段階的に開業資金の目安を算出できます。

 【接骨院の開業資金における内訳の例】

  • 物件取得費
  • 設備費
  • 広告宣伝費
  • 諸経費

 開業資金の内訳には「物件取得費」「設備費」「広告宣伝費」「諸経費」が挙げられます。それぞれの目安は想定している接骨院の条件によって異なるため、接骨院を開業したい人は内訳ごとの目安を考えてみましょう。

 物件取得費

接骨院を開業する場合、開業資金の内訳には「物件取得費」があります。テナントとして物件に入居する場合は物件取得費が必要となるため、接骨院を開業したい人は物件取得費の目安を確認してみましょう。

 【物件取得費の目安

物件取得費の内訳 費用の目安
保証金(敷金) 賃料の6か月~10か月分
礼金 賃料の1か月~2か月分
仲介手数料 賃料の0.5か月~1か月分
前家賃 賃料の1か月~2か月分
保証料 賃料の0.5か月~1か月分

 たとえば、「保証金」は債務の担保や原状回復費用として貸主に預ける費用です。物件取得費の大半を占めることが考えられますが、賃料の6か月~10か月分が目安とされるため、実際に必要となる保証金はテナントの賃料次第となります。

 また、「保証料」は保証会社に加入するための費用です。万が一、家賃を払えなくなった場合に保証会社が家賃を立て替えて支払う流れとなり、賃料の0.5か月~1か月分が目安とされるため、実際に必要となる保証料はテナントの賃料次第となります。

 なお、物件の状況によっては内装工事費が必要です。「施術室の面積」や「待合室の区画」などの構造設備基準が定められている関係上、内装工事が必要となることが考えられるため、接骨院を開業する予定の人は内装工事費がかかる可能性も念頭に置いておきましょう。

 設備費

接骨院を開業する場合、開業資金の内訳には「設備費」があります。とくに、施術に使用する物療機器は高額になることも考えられるため、接骨院を開業したい人は設備費の目安を確認してみましょう。

 【設備費の目安】

設備の種類 費用の目安
低周波治療器 1万~400万円
高周波治療器 160万円~500万円
超音波治療器 40万円~400万円
温熱治療器 1万円~200万円
超音波診断装置 90万円~300万円
ベッド型マッサージ器 200万円~500万円
エアコン 15万円~60万円
流し台 3万円~10万円

 たとえば、超音波診断装置の費用の目安は「90万円~300万円」です。超音波診断装置は「画質」「モニターサイズ」「内蔵メモリー」などの機能性によって価格が異なるため、超音波診断装置は90万円~300万円を目安として試算することになります。

 また、ベッド型マッサージ器の費用の目安は「200万円~500万円」です。ベッド型マッサージ器は「ノズルの性能」「移動の可否」などの機能性によって価格が異なるため、ベッド型マッサージ器は200万円~500万円を目安として試算することになります。

 なお、設備を導入する場合は新品の購入以外にも方法があります。「レンタル」「リース」「中古品の購入」など、新品の購入以外にも導入方法は考えられるため、接骨院を開業したい人は導入する設備に加え、導入する方法も検討してみましょう。

 接骨院の開業における設備の情報が知りたい人は「接骨院の開業における設備を揃える流れを解説」を参考にしてみてください。

 広告宣伝費

接骨院を開業する場合、開業資金の内訳には「広告宣伝費」があります。広告宣伝費は開業後の集客数を左右する可能性があるため、接骨院を開業したい人は広告宣伝費の目安を確認してみましょう。

 【広告宣伝費の目安

広告媒体の種類 費用の目安
ファサード看板 20万円~70万円
ウインドウサイン 1万円~5万円
野立て看板 5万円~50万円
ホームページ作成 3万円~100万円
ロゴマーク作成 1万円~5万円
フライヤー作成 0.5万円~5万円

 たとえば、ファサード看板の費用の目安は「20万円~70万円」です。ファサード看板は「サイズ」「LED照明の有無」「デザイン依頼の有無」などの条件によって費用が異なるため、ファサード看板は20万円~70万円を目安として試算することになります。

 また、ホームページ作成の費用の目安は「3万円~100万円」です。ホームページは「予約対応の有無」「問い合わせフォームの有無」「デザイン性」などの条件によって費用が異なるため、ホームページ作成は3万円~100万円を目安として試算することになります。

 なお、開業後は接骨院の認知度向上を目指すことになります。SNSの活用」「フライヤーの自作」など、広告宣伝費を抑える方法も考えられるため、接骨院を開業予定の人は予算と照らし合わせながら活用する媒体を決めることも検討してみましょう。

 諸経費

接骨院を開業する場合、開業資金の内訳には「諸経費」があります。諸経費はいくつかの項目に分けることにより、詳細な目安を算出しやすくなるため、接骨院を開業したい人は諸経費の内訳項目を確認してみましょう。

 【諸経費の例】

諸経費の内訳 具体例
備品費 施術台、テーピングなど
通信費 インターネット代、電話代など
水道光熱費 水道代、電気代など
人件費 従業員給与、福利厚生費など

 たとえば、諸経費の内訳として「備品費」が挙げられます。「施術台」「患者衣」「テーピング」「包帯」「スリッパ」「診察券」「人体模型」など、あらゆる備品が必要となるため、想定している接骨院の規模に応じた備品費を検討することになります。

 また、諸経費の内訳として「人件費」が挙げられます。柔道整復師や受付スタッフなどの従業員を雇う場合は人件費を工面する必要があるため、「正社員」「パート」「アルバイト」など、雇用形態や業務内容に応じた従業員給与や福利厚生費を検討することになります。

 なお、運転資金は半年~1年分として試算する方法があります。接骨院を開業した場合、保険者に請求した療養費が入金されるまでに3か月~4か月かかる可能性があるため、接骨院を開業したい人は運転資金を多めに工面することも検討してみましょう。

 ポイントを押さえた人は開業資金の目安を算出する

ポイントを押さえた人は開業資金の目安を算出してみましょう。開業資金の内訳は「設備資金」と「運転資金」に大別できるため、設備資金と運転資金の額をもとに資金計画を立てることにより、開業資金の目安を算出できます。

 【接骨院における資金計画のイメージ】

項目 内訳 費用
設備資金 物件取得費

内装工事費

設備費

270万円

120万円

300万円

運転資金 物件賃料

広告宣伝費

諸経費

120万円

100万円

90万円

開業資金の総額   1,000万円

※イメージとなるため、実際の費用とは異なります。

 設備資金を算出するときのポイントは「物件の状況」です。「居抜き物件」「スケルトン物件」「自宅」など、必要となる費用は物件の状況次第となるため、物件の状況に応じて必要となる内訳を検討することにより、目安を算出しやすくなります。

 運転資金を算出するときのポイントは「固定費」と「変動費」に分けることです。「賃料」「人件費」などの毎月の固定支出を固定費とし、「消耗品費」「広告宣伝費」などの状況に応じて変動する費用を変動費として考えることにより、目安を算出しやすくなります。

 なお、資金計画の立て方に不安のある人は専門家に相談することもできます。「商工会議所」「よろず支援拠点」など、開業資金に関する相談窓口を設けている機関があるため、気になる人は開業予定地を管轄する機関に相談することも検討してみましょう。

 開業資金の事例を参考にする方法もある

資金計画を立てるときは開業資金の事例を参考にする方法もあります。実際に接骨院を開業した人の事例を確認することにより、資金計画を立てるときの参考になる可能性があるため、接骨院を開業したい人は開業資金の事例を確認してみましょう。

 【接骨院における開業資金の事例】

項目 開業資金の内訳 開業資金の総額
接骨院を開業したAさん 設備資金 327万円

運転資金 119万円

446万円
接骨院を開業したBさん 設備資金 568万円

運転資金 237万円

805万円
接骨院を開業したCさん 設備資金 750万円

運転資金 185万円

935万円

※当サイトを運営する株式会社SoLabo(ソラボ)のお客様の事例を参考に作成

 接骨院を開業したAさんの場合、開業資金の総額は446万円でした。設備資金の内訳では設備費が一番多く、約200万円を占めているため、設備資金327万円のうちの大半が設備費に充てられていることになります。

 また、接骨院を開業したBさんの場合、開業資金の総額は805万円でした。設備資金の内訳では設備費が一番多く、約300万円を占めているため、設備資金568万円のうちの約半分が設備費に充てられていることになります。

 なお、今回紹介した事例はあくまでも一例です。接骨院の開業資金は想定している接骨院の条件次第となるため、接骨院を開業したい人は事例を参考にしつつ、資金計画を立てることを検討してみましょう。

 まとめ

接骨院の開業資金を算出するときのポイントは、内訳ごとに目安を考えることです。開業資金は「物件取得費」「設備費」「広告宣伝費」など、いくつかの内訳があるため、まずは内訳ごとに費用の目安を考えることにより、段階的に開業資金の目安を算出できます。

 内訳ごとの目安を把握できた人は開業資金の目安を算出してみましょう。開業資金の内訳は「設備資金」と「運転資金」に大別できるため、設備資金と運転資金の額をもとに資金計画を立てることを考えてみてください。

 なお、資金計画の立て方に不安のある人は専門家に相談することもできます。「商工会議所」「よろず支援拠点」など、開業資金に関する相談窓口を設けている機関があるため、気になる人は開業予定地を管轄する機関に相談することも検討してみましょう。

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この記事の監修者

田原 広一(たはら こういち)

株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者

田原 広一(たはら こういち)

平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

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