キッチンカーの開業に必要なものは?準備物を項目ごとに解説 | 開業支援の相談なら「開業支援ガイド」

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キッチンカーの開業に必要なものは?準備物を項目ごとに解説

キッチンカーを開業するときは、あらゆるものが必要となります。キッチンカーの開業に必要なものは備品だけではなく、「車両」「設備」「備品」「届出」など、準備に時間や費用がかかるものもあります。

 キッチンカーの開業に必要なものを揃えるときは、まずは項目ごとに準備物を確認してみてください。項目ごとに確認することにより、必要なものの全体像を把握しやすくなるため、キッチンカーに必要なものを知りたい人は項目ごとの準備物を確認することから始めてみましょう。

 キッチンカーを開業するときはあらゆるものが必要になる

キッチンカーを開業するときはあらゆるものが必要になります。時間がかかるものもあれば、費用がかかるものもあるため、キッチンカーを開業したい人は全体像を把握しつつ、必要なものとして挙げられるそれぞれの項目を確認してみましょう。

 【キッチンカーを開業するときに必要なもの】

  • 車両
  • 設備
  • 備品
  • 許可
  • 届出
  • 資金

 必要なものは多岐にわたりますが、想定しているキッチンカーの希望条件次第となるものもあります。時間がかかるものもあれば、費用がかかるものもあるため、キッチンカーを開業したい人は全体像を把握しつつ、それぞれの項目を確認してみましょう。

 車両

キッチンカーを開業するときは「車両」が必要です。キッチンカーはベースとなる車両を改造して使用するため、キッチンカーに使用する車両を準備するときは、初めにベース車両を選択するところから始めます。

 【ベース車両として使用されている車種の例】

車種 特徴
軽トラック
  • 立ったまま調理作業ができる
  • 出店場所の選択肢が多い傾向がある
  • 車体の大きさによっては搭載できない設備がある
バン
  • 外装の装飾がしやすい
  • 価格が抑えられる傾向にある
  • 車体の大きさによっては座って調理作業しなければならない
トレーラー
  • 車両とキッチンスペースを切り離せる
  • 顧客と目線の高さを合わせて接客できる
  • 出店場所が限られる傾向にある

 ベース車両を選択するときのポイントは「調理作業ができるかどうかを想像する」ことです。販売メニューによって調理工程や調理設備が異なるため、調理作業の導線が確保できるベース車両を選択することになります。

 ベース車両を選択するときのもうひとつのポイントは「出店場所に適しているかどうかを想像する」ことです。出店場所によって予想の売上規模や駐車スペースが異なるため、出店したい場所に対応できるベース車両を選択することになります。

 なお、ベース車両を選択するときは完成後の外装も想像してみましょう。外装の印象は顧客の認知度や購買意欲を左右する可能性がありますが、ベース車両によって施せる外装デザインは異なるため、ベース車両を選択するときは完成後の外装イメージからも検討するようにしてみましょう。

 キッチンカーの車両に関する情報が知りたい人は「キッチンカーの開業における車両を入手する流れを解説」を参考にしてみてください。

 入手方法によってキッチンカー車両の金額が異なる

キッチンカー車両の金額は入手方法によって左右される傾向にあります。主な入手方法は「業者に製造を依頼する方法」「中古車を購入する方法」「レンタルする方法」などが考えられるため、それぞれの入手方法の金額の目安を確認してみましょう。

【キッチンカーの入手方法】

入手方法 金額の目安
キッチンカー業者に製造を依頼する 200万円~500万円
キッチンカーの中古車を購入する 50万円~300万円
キッチンカーをレンタルする 3万円~5万円/

入手方法のひとつは、キッチンカー業者にキッチンスペースの改造や製造を依頼する方法です。設備の配置や内装のデザインを業者に相談しながらオーダーメイドできるため、入手金額が他の入手方法と比較すると高くなる傾向があります。

 入手方法のひとつは、すでにキッチンカーとして使用された中古車両を購入する方法です。キッチンスペースを新たに製造する作業が発生しないため、入手金額が他の入手方法と比較すると安くなる傾向があります。

 なお、キッチンカーをレンタルする方法もあります。短期間での使用やプレオープンでの使用を検討している場合は、レンタルすることによりキッチンカーの入手金額を抑えられる可能性があるため、キッチンカー車両を入手するときは購入以外の選択肢も検討してみましょう。

 設備

キッチンカーを開業するときは「設備」が必要です。キッチンカーは食品を取り扱う関係上、保健所の施設基準を満たした設備を搭載することが求められるため、キッチンカーを開業するときは設備の施設基準を押さえておきましょう。

 【キッチンカーの施設基準の例】

設備 概要
給水設備 調理工程に応じて40L80L200Lの給水設備を用意すること
作業場区画 調理場と運転席を完全に区画すること
作業場 天井・床・内壁は清掃しやすい構造や材質にすること
洗浄設備 流水式手洗設備を備えた2槽シンクにすること
排水設備 使用後の水を十分貯留できる汚水貯留装置を用意すること
冷蔵設備 温度計付きの冷蔵庫または冷凍庫
保管設備 衛生的に保管できること
廃棄物容器 蓋つきかつ耐水性で十分な容量があり、汚液及び汚臭の漏れのないもの

 施設基準のひとつは「給水設備を用意すること」です。調理工程に応じて用意する給水タンクの容量が定められているため、給水設備を用意するときは、先に販売商品と調理工程を決めておくことになります。

 また、施設基準のひとつは「温度計付きの冷蔵庫または冷凍庫を用意すること」です。キッチンカーは屋外で調理する関係上、食材を衛生的に保存するため、温度を保てる設備を用意することになります。

 なお、キッチンカー車内での仕込み調理を検討している人は、給排水設備の容量に留意しましょう。200Lの給排水設備を用意することが車内での仕込み調理を行う要件となるため、キッチンカー車両内での仕込み調理を検討している場合は留意しておきましょう。

 キッチンカーの設備に関する情報が知りたい人は「キッチンカーの開業に必要な設備の揃え方を解説」を参考にしてみてください。

販売する商品によって用意する設備は異なる

キッチンカーの設備を揃えるときは、販売する商品に応じた設備も揃えます。販売する商品によって調理工程が異なるため、施設基準で定められている設備に加え、自身が販売する商品の調理に必要な設備を用意することになります。

 【販売商品ごとに必要な設備の例】

商品名 設備
クレープ クレープ焼台
たこ焼き たこ焼き機
カレー ガスコンロ
唐揚げ フライヤー
うどん ゆで麺機
コーヒー エスプレッソマシン

 たとえば、クレープを販売する場合はクレープ焼台を用意します。クレープに加え、ドリンクも販売する場合はドリンクサーバーの設置も検討することになるため、複数の商品を販売するときはそれぞれの設備の設置スペースも考慮しながら用意します。

また、唐揚げを販売する場合はフライヤーを用意します。フライヤーは「卓上型」「据置型」などの形状に加え、「ガス式」「電気式」などの熱源の種類があるため、設置スペースや製造能力などを考慮しながらフライヤーを用意します。

 なお、キッチンカーの設備を揃えるときは電源設備を用意することも検討してみましょう。出店場所によっては外部電源を確保できない場合も想定されるため、キッチンカーに電源設備も搭載しておくことを検討しておきましょう。

 備品

キッチンカーを開業するときは「備品」が必要です。備品は用途ごとに分類することにより、備品の抜け漏れを防げる可能性があるため、キッチンカーを開業するときは用途ごとの備品チェックリストを作成することを検討してみましょう。

 【用途別の備品リストの例】

用途 備品名
調理 フライパン
調理 おたま
調理 ふきん
提供 レジ袋
提供 カトラリー
提供 釣り銭ケース
整備 ポリ袋
整備 ブルーシート
整備 たわし
宣伝 のぼり
宣伝 照明
宣伝 ショップカード

 用途ごとの分類例として「調理に使用する備品」が挙げられます。「フライパン」「おたま」など、調理工程を思い浮かべながら使用する備品を羅列することにより、調理に使用する備品を抜け漏れなく揃えられる可能性があります。

 用途ごとの分類例として「提供に使用する備品」が挙げられます。「レジ袋」「カトラリー」など、商品を提供する場面をシミュレートしながら提供に使用する備品を羅列することにより、提供に使用する備品を抜け漏れなく揃えられる可能性があります。

 なお、チェックリストを作成する場合は「個数」「品番」「単価」「備考」などの欄を設ける方法もあります。情報を整理しやすくなるため、キッチンカーの備品を揃えたい人はいくつかの欄を設けて、独自のチェックリストを作成することも考えてみましょう。

キッチンカーの備品に関する情報が知りたい人は「キッチンカーの開業における備品の揃え方のポイントを解説」を参考にしてみてください。

備品を揃えるときはあらゆる事態を想定しておく

キッチンカーの備品を揃えるときは、あらゆる事態を想定して備品を揃えるようにしましょう。あらゆる事態を想定した備品を準備しておくことにより、通常の営業では使わないものの、トラブルが起きたときに対処できる可能性があるからです。

 【トラブルに備えておく備品例】

トラブルの例 考えられる備品
天候が悪いとき パラソル/風よけカバー
傾斜地に出店するとき タイヤスロープ/輪止め
車が故障したとき エンジンオイル/発煙筒

たとえば、天候が悪いときを想定した備品を用意することが考えられます。「パラソル」「風よけカバー」など、悪天候でも営業できる備品を揃えておくことにより、天候に左右されず、安定して営業できる環境につながります。

また、傾斜地に出店したときを想定して備品を用意することも考えられます。「タイヤスロープ」「輪止め」など、傾斜地でも対処できる備品を揃えておくことにより、出店場所に左右されず、安全に営業できる環境につながります。

なお、出店場所によっては指定された備品を持参しなければならないところもあります。「ブルーシート」「ゴミ箱」など、出店場所によって必要となる備品もあるため、キッチンカーの備品を揃えるときは、出店場所の規定を確認することも検討してみましょう。

許可

キッチンカーを開業するときは「飲食店の営業許可」が必要です。キッチンカーは食品を取り扱う関係上、保健所の営業許可を取得しなければ営業できないため、キッチンカーを開業するときは営業許可の取得の流れを押さえておきましょう。

【飲食店の営業許可を取得する流れ】

  • 事前相談
  • 書類提出
  • 実地検査
  • 交付

営業許可を取得するための最初の工程は「事前相談」です。キッチンカーの保管場所を管轄する保健所に事前相談することにより、施設基準のポイントや個々の状況に応じたアドバイスを聞けるため、営業許可を取得するときは事前相談するところから始まります。

営業許可を取得するための2番目の工程は「書類提出」です。「収入印紙」「営業設備の大要や配置図」など、準備に費用や手間がかかるものもあるため、営業許可を取得するときは管轄の保健所が求める書類を確認しながら揃えることになります。

なお、書類提出後は保健所による実地検査が行われます。実際にキッチンカー内を検査し、問題がなければ1週間程度で営業許可証が交付されるため、飲食店の営業許可を申請するときは開業日に間に合うように申請手続きを進めることを留意しておきましょう。

キッチンカーの許可に関する情報が知りたい人は「キッチンカーを開業するときの営業許可を解説」を参考にしてみてください。

許可の申請には食品衛生責任者の資格が必要となる

営業許可の申請には食品衛生責任者の資格が必要となります。営業許可の申請書類のひとつに「食品衛生責任者の資格を証明するもの」とあるため、営業許可の申請時までに「食品衛生責任者養成講習会」へ参加し、食品衛生責任者の資格を取得しなければなりません。

食品衛生責任者養成講習会の概要】

項目 概要
講習期間 1日間
講習費用 10,000円~12,000円
講習内容 「食品衛生学」「食品衛生法」「公衆衛生学」「修了試験」

食品衛生責任者養成講習会の講習期間は1日です。「食品衛生学」「食品衛生法」「公衆衛生学」など、計6時間程度の講習科目を受講し、講義の理解度や知識の定着度を確認するための修了試験に合格すれば、食品衛生責任者の資格を取得できます。

食品衛生責任者養成講習会の講習費用は10,000円~12,000円です。各都道府県や各指定機関など、食品衛生責任者養成講習会の主催者によっても講習費用は異なりますが、オンライン上での受講方法を選択した場合も講習費用が異なることがあります。

なお、調理師や製菓衛生師などの有資格者は食品衛生責任者養成講習を受けずとも食品衛生責任者になれる可能性があります。該当する場合は食品衛生責任者養成講習会の受講が免除されるため、気になる人は各都道府県の公式サイトを確認してみましょう。

キッチンカーの資格に関する情報が知りたい人は「キッチンカーの開業に必要な資格や免許を解説」を参考にしてみてください。

届出

キッチンカーを開業するときは「届出」が必要です。すべてのキッチンカー開業者が「税務に関する届出」を提出することになるため、キッチンカーを開業するときはそれぞれの届出の概要を押さえておきましょう。

すべてのキッチンカーが必要となる届出】

届出 提出先
開業届 税務署
事業開始等申告書 都道府県税事務所

キッチンカーを開業する場合、必要となる届出のひとつは「開業届」です。開業届は事業を開始したことを税務署に申告するときに提出する書類となるため、キッチンカーを開業するときは開業届を提出することになります。

キッチンカーを開業する場合、必要となる届出のひとつは「事業開始等申告書」です。事業開始等申告書は事業を開始したことを都道府県税事務所に申告するときに提出する書類となるため、キッチンカーを開業するときは事業開始等申告書を提出することになります。

なお、「開業届」「事業開始等申告書」を提出しなかったことによる罰則はありません。ただし、提出しなかった場合は青色申告できず、屋号での口座開設ができないおそれもあるため、キッチンカーを開業予定の人はこれらの書類を提出するようにしましょう。

キッチンカーの届出に関する情報が知りたい人は「キッチンカーを開業するときに必要な届出を解説」を参考にしてみてください。

条件次第では提出が必要な届出がある

キッチンカーの条件次第では提出が必要となる届出もあります。「税務に関する届出」「消防に関する届出」「労務に関する届出」など、種類が多岐にわたるため、それぞれの届出の概要と提出条件を押さえておきましょう。

【キッチンカーの条件次第となる届出】

届出 提出条件
所得税の青色申告承認申請書 青色申告をする場合
青色事業専従者給与に関する届出書 青色申告事業者が家族従業員の給与を経費に算入する場合
給与支払事務所等の開設届出書 従業員を雇用する場合
源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書 源泉所得税の納期の特例制度を利用する場合
露店等の開設届出 出店場所を管轄する自治体が定めている場合
保険関係成立届 従業員を雇用する場合
概算保険料申告書 従業員を雇用する場合
雇用保険適用事業所設置届 雇用保険が適用される従業員を雇用する場合
雇用保険被保険者資格取得届 雇用保険が適用される従業員を雇用する場合

「露店等の開設届出」は出店場所を管轄する自治体が定めている場合に提出します。自治体によって詳細は異なりますが、多数の人が集まる場所で火気を使用する場合、火災予防のために露店等の開設届出を管轄の消防署長に提出する可能性があります。

また、「保険関係成立届」「概算保険料申告書」は従業員を雇用する場合に提出します。パートやアルバイトなどの雇用関係を問わず、1人以上の従業員を雇用した場合はこれらの届出を提出することになります。

なお、キッチンカーの状況によっては、今回紹介した届出以外の届出が必要となる可能性があります。キッチンカーの状況次第では、これら以外の届出が必要となる場合もあるため、不安な人は各自治体の担当者に相談することも検討してみましょう。

資金

キッチンカーを開業するときは「資金」が必要です。キッチンカーの開業資金は設備資金と運転資金に大別できるため、キッチンカーの開業に必要な資金の目安を算出する場合は設備資金と運転資金の内訳を確認しながら資金計画を作成してみましょう。

【資金計画の例】

項目 金額
設備資金
  • 車両費300万円
  • キッチン設備費50万円
  • 什器備品費50万円

合計:400万円

運転資金
  • 仕入費50万円
  • 人件費10万円
  • 消耗品費5万円
  • 水道光熱費4万円
  • 車両維持費6万円
  • 支払手数料20万円
  • 申請料25,000
  • その他経費20万円

合計:120万円

開業資金総額 520万円

設備資金は「車両」「キッチン設備」など、設備に関する費用を指します。車両の入手方法やキッチン設備の内容などによっても費用が変化するため、設備資金は設備の内容に左右されやすい傾向があります。

運転資金は「仕入れ」「人件費」など、営業に関する費用を指します。食材の仕入量やアルバイトの有無などによって費用が変化するため、運転資金は運営の内容に左右されやすい傾向があります。

なお、資金計画を作成するときは、開業後の収支計画を作成することも検討してみてください。収支計画を作成することにより、開業前の資金計画を見直す可能性もあるため、資金計画を作成するときは収支計画も作成することを検討してみましょう。

キッチンカーの資金に関する情報が知りたい人は「キッチンカーの開業資金はいくら?目安を算出する方法を解説」を参考にしてみてください。

資金計画に不安のある人は専門家に相談する方法もある

資金計画に不安のある人は専門家に相談する方法もあります。開業者を対象として無料の相談窓口を設けている機関もあるため、資金計画を立てるときに不安点や疑問点がある人は専門家に相談することも検討してみましょう。

【キッチンカーの開業における相談先の例】

項目 概要
商工会議所 開業予定地を管轄する商工会議所が窓口。「税理士」「社会保険労務士」「行政書士」などの専門家に相談できる。
よろず支援拠点 開業予定地を管轄する都道府県のよろず支援拠点が窓口。「中小企業診断士」「社会保険労務士」などの専門家に相談できる。
中小企業基盤整備機構 開業予定地を管轄する地方本部が窓口。「起業経験者」「コンサルタント」「公認会計士」などの専門家に相談できる。

相談先のひとつは「商工会議所」です。商工会議所は「事業計画書の作成」「資金計画の立て方」「資金調達の方法」など、初めて開業する人に向けた相談窓口があるため、キッチンカーの資金計画に関するアドバイスを受けられる可能性があります。

また、相談先のひとつは「よろず支援拠点」です。よろず支援拠点は「中小企業診断士」や「社会保険労務士」などが務める「チーフコーディネーター」を中心に経営に関する相談を受け付けているため、キッチンカーの資金計画に関するアドバイスを受けられる可能性があります。

なお、これらの相談先は無料の相談窓口を設けていますが、相談の内容や対応する専門家によっては費用がかかる場合もあります。事前予約が必要となることもあるため、資金計画に関する相談をしたい人は各機関の公式サイトを確認することも検討しましょう。

必要なものを揃えるときはチェックリストも活用する

必要なものを揃えるときはチェックリストを作成することを検討してみてください。キッチンカーを開業するときはあらゆるものが必要になるため、独自のチェックリストを作成することにより、計画的に開業準備を進められる可能性があります。

【チェックリストのイメージ】

項目 チェックの内容 チェックの有無 備考欄
車両
  • 車種は何か?
  • 入手方法は何か?
   
設備
  • 必要な設備は何か?
  • 設備の基準は何か?
   
備品
  • 必要な備品は何か?
  • 備品の数は何個か?
   
許可
  • 交付までの日数は?
  • 必要書類は何か?
   
届出
  • 書類の内容は何か?
  • 提出期限はいつか?
   
資金
  • 開業資金の目安は?
  • 資金調達の方法は?
   

チェックリストを作成するときのポイントはいくつかの項目に分けることです。「車両」「設備」「備品」「許可」「届出」「資金」など、いくつかの項目に分類することにより、チェックリストを活用するときに各項目の進捗状況を確認しやすくなります。

また、チェックリストを作成するときのもうひとつのポイントは備考欄を設けることです。「単価」「価格」「数量」「期限」「日付」「優先順位」など、補足事項を書き込むための備考欄を設けることにより、情報の抜け漏れを防ぐことに役立ちます。

ただし、今回紹介したチェックリストはあくまでもイメージです。チェックリストの項目は想定しているキッチンカーの希望条件にもよるため、独自のチェックリストを作成するときは開業後のキッチンカーをイメージしながら作成することを検討してみましょう。

まとめ

キッチンカーを開業するときはあらゆるものが必要になります。時間がかかるものもあれば、費用がかかるものもあるため、キッチンカーを開業したい人は全体像を把握しつつ、必要なものとして挙げられるひとつひとつの項目を確認しておきましょう。

また、必要なものを揃えるときはチェックリストを作成することを検討してみてください。キッチンカーを開業するときはあらゆるものが必要になるため、独自のチェックリストを作成することにより、計画的に開業準備を進められる可能性があります。

なお、必要なものを揃えるときは各自治体の担当者に相談しながら進めることも考えてみてください。必要なものは想定しているキッチンカーの希望条件によっても異なるため、各自治体の担当者に相談しながら進めることも検討してみましょう。

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この記事の監修者

田原 広一(たはら こういち)

株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者

田原 広一(たはら こういち)

平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

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