趣味を生かした着物レンタル!主婦だけど起業できる? | 開業支援の相談なら「開業支援ガイド」

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趣味を生かした着物レンタル!主婦だけど起業できる?

専業主婦の場合、起業のための自己資金を貯めづらく家事育児で事業に集中できない時間帯もあります。しかしその反面、専業主婦の起業家は女性ならではの独創的な視点やきめ細かな対応で事業を成功させるポテンシャルも併せ持つでしょう。

今回の記事では、主婦が着物レンタル業をスタートするための必要な段取りや資格や資金調達についてご紹介します。

 着物レンタル業を始めるには?

ステップ1:どんな着物を何枚揃えるのか

個人がレンタル業を行う場合、たいていは大手の呉服店の持つ在庫と比較すると格段に枚数の点では劣ります。しかし、枚数だけ多く保持していてもすぐに出せる状態でないと意味はありません。

個人の着物レンタルの良さは大手呉服店よりもフットワークが軽いこと。枚数はまずは100枚を目安として、その中で一番枚数の多いものをメイン商材としましょう。例えば、男性ものの浴衣が多いのであれば「男性用浴衣レンタル店」を、女性の晴れ着が多いのであれば「女性用晴れ着レンタル店」といった具合です。

 ステップ2:ホームページと予約フォームを作る

地元のフリーペーパーに広告を出すこともできますが、今は費用対効果(コスパ)の点でも圧倒的にWebサイトでの集客をした方が良いでしょう。

ホームページは自分でも作れますが、苦手な場合は専門業者を利用することも検討してください。ホームページが手作り感に溢れていると、それだけで個人客が訪れる確率が下がる可能性があります。

ホームページ制作の手段としては、たとえばWordPress(ワードプレス)というCMSを利用する方法があります。CMSとはWebサイト(ホームページ)を作成するためのシステムで、イチからhtml言語などを習得しなくても簡単な操作で見栄えの良いホームページが作成できます。

 Wordpress.com

 ワードプレスとは?

ワードプレスは街で例えると、建物のようなもの。建物の中に入れる内容(コンテンツ。家具やインテリアなど)は自由に自分で作成できますが、最低限のトイレやお風呂(システム構築)は最初からついています。しかし、建物を契約するにはその住所があなたのものでなければいけません。その住所の契約はドメイン契約です。お名前.comなどのサイトで月額100円程度から契約できます。

また、建物の容積については別途契約が必要です。これはサーバー契約です。サーバーは月額500円~1万円ぐらいとその容量(GB・ギガバイト)により料金が増減します。着物の画像などをどんどん増やす、お客様の声を動画で入れる、などコンテンツを増やす予定であれば無料プランでなく1000円ぐらいのサーバーから始めましょう。

 予約フォームとは?

ホームページ上で予約できるシステムを予約フォームと言い、WordPressにプラグインという機能を追加することで実装できます。予約フォームを作るメリットとしては、着物レンタルサイトを見たお客様が夜でも屋外にいる時でも思いついた時にすぐ予約を入れられます。事業主であるあなたの方にもメリットはあり、四六時中着物レンタルの電話対応をする必要はなく、あなたのメールアドレスに届いた予約フォームからのメッセージを見てゆっくり返信すればよいのです。

 ステップ3:店舗を構えるか宅配レンタルにするか

ご自宅に余った部屋があり、割とわかりやすい場所にある。さらに、看板を出せそうな余地があり家族からの協力も得ている。こんな恵まれた環境であれば、自宅を店舗としてお客様に自宅に来ていただきましょう。あなたが着付けをできる方であれば、そのまま着付けもできます。

もしあなたが着付けをできない場合は、予約フォームで受けた注文から宅配で着物をレンタルするというビジネスモデルになります。接客することはありませんが、いつでも在庫を発送できる梱包材の用意をし、送料を考慮した料金を設定しなければなりません。

 ステップ4:ひと月38万円以上の所得が出たら確定申告を

手持ちの着物を貸すことで収入を得る場合、この事業が専業で他に所得がないのであれば確定申告はひと月38万円の所得を目安に申告します。

所得とは、以下の算式で求めます。

所得=ひと月の売り上げ-仕入れ代金+必要経費

 着物レンタル業で必要な資格は?

必要な資格はありません。飲食業と異なり、レンタルする着物があればすぐに事業を開始できます。しかし、レンタルされたあとの着物のクリーニングをどうするか、延泊料金はいくらにするのかという細かい取り決めや、着付けに関しては別料金をとるのか、パック料金にするのか、小物はどうするのか、という細かいサービス内容も起業前にはしっかりと決めてスタートしましょう。

 まとめ

日本人のシニア層や外国人が主な顧客というイメージの着物レンタルですが、新規開拓をすれば20~30代女性も取り込めます。着付け教室などのイベントを開き、着物文化の敷居を低くすること、わかりやすい料金形態と支払い安い低料金にすれば集客は可能です。

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