自宅でラーメン屋を開業するメリットとデメリットを解説 | 開業支援の相談なら「開業支援ガイド」

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自宅でラーメン屋を開業するメリットとデメリットを解説

ラーメン屋を開業したい人の中には、自宅での開業を検討している人もいますよね。その際、テナントと比較したときのメリットとデメリットが知りたい人もいるでしょう。

当記事では、自宅でラーメン屋を開業するメリットとデメリットを解説します。自宅でラーメン屋を開業するときのポイントも解説しているため、自宅での開業を検討している人は参考にしてみてください。

自宅のメリットは物件取得費用を抑えられる点

自宅でラーメン屋を開業するメリットは物件取得費用を抑えられる点です。仲介手数料や造作譲渡料など、テナントの場合は物件取得費用が発生しますが、自宅の場合は仲介手数料や造作譲渡料などの物件取得費用が発生しないからです。

【物件にかかる費用の一例】

項目 自宅 テナント
礼金 かからない かかる
保証金 かからない かかる
仲介手数料 かからない かかる
前家賃 かからない かかる
管理費 かからない かかる
造作譲渡料 かからない かかる
内装工事費 かかる かかる

たとえば、テナントの場合は仲介手数料が発生します。不動産会社にもよりますが、仲介手数料の上限額は原則として家賃1か月分(+消費税)となるため、テナントを借りるときは不動産会社に家賃1か月分の仲介手数料を支払うことも考えられます。

一方、自宅の場合は仲介手数料が発生しません。家賃は支払うことになりますが、不動産会社に仲介手数料を支払う必要はないため、テナントを借りるよりも物件にかかる費用を抑えられ、その分の浮いた費用を別の費用に充てることも可能です。

ただし、内装工事が必要になる関係上、飲食店における開業資金の半分程度は内装工事費用が占める傾向があります。テナントと同様、内装工事は必要になることが考えられるため、自宅でラーメン屋を開業したい人はその前提を踏まえておきましょう。

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自宅のデメリットは立地を選べない点

自宅でラーメン屋を開業するデメリットは立地を選べない点です。駅徒歩の分数や人通りの多さなど、テナントの場合は希望条件から立地を選べますが、自宅の場合は立地を選べず、自宅があるその場所が開業予定地になるからです。

【立地の一例】

項目 概要
住宅立地 住宅が密集している立地。競合となる店舗が少なく、リピーターを獲得しやすい傾向がある反面、中心顧客が周辺住民に限られ、販促の費用対効果が低い傾向にある。
商業立地 商業施設が集まる立地。曜日や時間を問わず人通りが多く、販促の費用対効果が高い傾向にある反面、競合となる店舗が多く、家賃が高い傾向にある。
オフィス立地 オフィスビルが立ち並ぶ立地。平日の安定的な需要が見込め、固定客を掴みやすい傾向がある反面、土日祝日の集客が難しく、家賃が高い傾向にある。

たとえば、テナントの場合は商業立地を選べます。競合となる店舗が多く、家賃が高い傾向にある反面、曜日や時間を問わず人通りが多く、販促の費用対効果が高い傾向にあるため、人通りや販促を重視したい人は商業立地を選択することもひとつの方法です。

一方、自宅の場合は立地を選べません。自宅があるその場所が開業予定地になるため、駅徒歩の分数や人通りの多さなどの希望条件から立地を選べず、自宅の立地次第では、人通りが少なく、販促の費用対効果が低いことにより、開業後の集客に苦労することも考えられます。

なお、「飲食店の売上の7割は立地により決まる」と言われるほど、立地を重視する考え方もあります。テナントと同様、立地は開業後の集客に影響を与えるため、自宅でラーメン屋を開業したい人はその前提を踏まえておきましょう。

メリットとデメリットを押さえた人はポイントも確認してみる

自宅でラーメン屋を開業する場合、ポイントになる要素がいくつかあります。自宅で開業するかどうかを決める判断材料にもなるため、自宅でラーメン屋を開業するメリットとデメリットを押さえた人はポイントになる要素も確認してみましょう。

【自宅で開業するときのポイント】

  • 営業許可の取得
  • 契約内容の確認
  • 集客方法の工夫

ポイントになるのは「営業許可の取得」「契約内容の確認」「集客方法の工夫」です。これらのポイントは自宅で開業するかどうかを決める判断材料にもなるため、自宅でラーメン屋を開業したい人はそれぞれのポイントを確認してみましょう。

営業許可の取得

自宅でラーメン屋を開業するときのポイントは「営業許可の取得」です。ラーメン屋を開業するときは営業許可を取得しますが、営業許可を取得する場合は施設基準を満たしている必要があるため、営業許可を取得できるかどうかはポイントのひとつになります。

【飲食店営業許可の概要】

項目 概要
飲食店営業許可 飲食店営業許可とは、飲食を提供するお店を開業するときに必要となる許可証のこと。飲食店営業許可を取得するには、「区画」「洗浄設備」「照明設備」など、食品衛生法により定められた施設基準を満たしている必要がある。

たとえば、飲食店営業許可を取得するには、自宅用キッチンと店舗用キッチンを分ける必要があります。自宅用キッチンと店舗用キッチンを兼用することはできず、自宅用キッチンと店舗用キッチンを分けなければ、飲食店営業許可を取得することはできません。

また、飲食店営業許可を取得するには、厨房と客席を分ける必要があります。厨房と客席が同じ区画にあることは認められず、ウエスタンドアやフラップドアなどの扉を活用し、厨房と客席を分けなければ、飲食店営業許可を取得することはできません。

なお、ラーメン屋を開業するときは飲食店営業許可の取得が必要ですが、飲食店営業許可を取得する場合は食品衛生責任者の資格が必要です。まずは食品衛生責任者の資格が必要になるため、自宅でラーメン屋を開業したい人はその前提を踏まえておきましょう。

食品衛生責任者の資格に関する情報が知りたい人は「飲食店の開業における営業許可の取得方法を解説」も参考にしてみてください。

契約内容の確認

自宅でラーメン屋を開業するときのポイントは「契約内容の確認」です。ラーメン屋を開業するときは物件の契約内容を確認することになりますが、自宅の場合は契約内容の都合上、営業行為を行えない可能性があるため、契約内容の確認はポイントのひとつになります。

【居住形態ごとの契約内容の概要】

項目 概要
戸建て 独立した1棟の住宅のこと。持ち家の場合は住居者に所有権があるため、ラーメン屋を開業できる可能性はあるが、賃貸の場合は住居者に所有権がないことにより、ラーメン屋を開業できないことも考えられる。
集合住宅 1棟の建物内に複数の住戸が区画され、各区画がそれぞれ独立している住宅のこと。アパートやマンションが該当し、契約内容のひとつとなる管理規約の都合上、ラーメン屋を開業することは難しい傾向にある。

自宅が戸建ての場合、ラーメン屋を開業できる可能性があります。賃貸の場合は住居者に所有権がないことにより、ラーメン屋を開業できないことも考えられますが、持ち家の場合は住居者に所有権があるため、ラーメン屋を開業できる可能性があります。

自宅が集合住宅の場合、ラーメン屋を開業することは難しい傾向にあります。部屋の改装工事が認められ、営業行為が管理規約に違反していない場合はラーメン屋の開業が認められることも考えられますが、実際は難しく、集合住宅での開業は困難です。

なお、賃貸の場合でもラーメン屋を開業できる可能性はありますが、賃貸の場合は大家さんに確認する必要があります。大家さんから了承を得られれば、開業できる可能性があるため、自宅でラーメン屋を開業したい人はその前提を踏まえておきましょう。

集客方法の工夫

自宅でラーメン屋を開業するときのポイントは「集客方法の工夫」です。ラーメン屋を開業するときは集客方法を考えますが、自宅の場合は立地を選べず、自宅があるその場所が開業予定地になるため、集客方法の工夫はポイントのひとつになります。

【集客方法の一例】

項目 具体例
オフライン ・看板
・チラシ
・ショップカード
オンライン ・SNS
・Web広告
・ホームページ

たとえば、オフラインの集客方法として挙げられるのはチラシです。自宅の場合は立地を選べず、その場所が開業予定地になりますが、近隣住民にチラシを配布することにより、自宅の徒歩圏内にいる人々に認知され、開業後の集客に寄与する可能性があります。

また、オンラインの集客方法として挙げられるのはSNSです。自宅の場合は立地を選べず、その場所が開業予定地になりますが、InstagramやTikTokなどのSNSを活用することにより、自宅の徒歩圏外にいる人々に認知され、開業後の集客に寄与する可能性があります。

なお、ラーメン屋の集客は工夫次第です。ひとつの集客方法に絞らず、商圏(=集客できる範囲)を意識した工夫ができれば、開業後の集客に効果を発揮する可能性があるため、自宅でラーメン屋を開業したい人はその前提を踏まえておきましょう。

自宅での開業を決めた人はあらゆるトラブルを想定しておく

自宅でラーメン屋を開業する場合、近隣住民との関係づくりもポイントになります。近隣住民から苦情が寄せられることにより、営業停止になることも考えられるため、自宅でのラーメン屋の開業を決めた人はあらゆるトラブルを想定しておきましょう。

【起こりえるトラブルの例】

項目 具体例
異臭 「生ごみ」や「排水溝」など、異臭を原因とした苦情が近隣住民から寄せられる可能性がある。
害虫 「ハエ」や「ゴキブリ」など、害虫を原因とした苦情が近隣住民から寄せられる可能性がある。
騒音 「お客さんの話声」や「換気扇の送風音」など、騒音を原因とした苦情が近隣住民から寄せられる可能性がある。

たとえば、「生ごみ」や「排水溝」など、異臭を原因とした苦情が近隣住民から寄せられる可能性があります。異臭を原因とした苦情が近隣住民から寄せられてしまえば、管轄の保健所の調査が入ることにより、営業停止になることも考えられます。

また、「お客さんの話声」や「換気扇の送風音」など、騒音を原因とした苦情が近隣住民から寄せられる可能性があります。騒音を原因とした苦情が近隣住民から寄せられてしまえば、管轄の保健所の調査が入ることにより、営業停止になることも考えられます。

自宅でラーメン屋を開業する場合は近隣住民との関係づくりもポイントです。近隣住民から苦情が来ることにより、営業停止になることも考えられるため、自宅での開業を決めた人はあらゆるトラブルを想定し、開業前から原因と対策を考えておきましょう。

近隣住民からの苦情が心配な人は保健所の担当者に相談してみる

自宅でラーメン屋を開業する場合、近隣住民から苦情が寄せられ、営業停止になることも考えられます。近隣住民からの苦情が心配な人は、開業準備に入る前に一度、開業予定地を管轄する保健所の担当者に相談することも検討してみましょう。

たとえば、保健所の担当者に相談するときは、過去の事例を確認することも方法のひとつです。過去の事例を確認した結果、自宅付近の住民から苦情が寄せられたことがわかれば、ラーメン屋の開業後に同じような苦情が寄せられることも考えられます。

また、保健所の担当者に相談するときは、苦情が寄せられたときの対応を確認することも方法のひとつです。苦情が寄せられたときの対応を確認しておけば、開業後に苦情が寄せられたことを想定し、独自の苦情対応マニュアルを作成することも可能です。

ただし、もっとも重要なのは近隣住民に対する配慮です。近隣住民からの苦情が心配な人は「異臭」「害虫」「騒音」などのあらゆるトラブルを想定し、ラーメン屋の開業前から原因と対策を考えつつ、近隣住民に対する配慮を念頭に置いておきましょう。

まとめ

自宅でラーメン屋を開業するメリットは物件取得費用を抑えられる点です。仲介手数料や造作譲渡料など、テナントの場合は物件取得費用が発生しますが、自宅の場合は物件取得費用が発生せず、物件にかかる費用を抑えられるメリットがあります。

自宅でラーメン屋を開業するデメリットは立地を選べない点です。駅徒歩の分数や人通りの多さなど、テナントの場合は希望条件から立地を選べますが、自宅の場合は立地を選べず、自宅の立地次第では、開業後の集客に苦労することもあるデメリットがあります。

なお、自宅でラーメン屋を開業する場合、ポイントになる要素がいくつかあります。自宅で開業するかどうかを決める判断材料にもなるため、自宅でラーメン屋を開業したい人は「自宅で飲食店を開業する場合のポイントを解説」も参考にしてみてください。

この記事の監修者

田原 広一(たはら こういち)

株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者

田原 広一(たはら こういち)

平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

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