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一人で美容室を開業するときのポイントを解説

美容室を開業したい人の中には、一人での開業を考えている人もいますよね。従業員を雇用する予定はなく、一人での開業を考えている人もいるでしょう。

当記事では、一人で美容室を開業するときのポイントを解説します。開業準備に関する疑問や不安がある人に向けた内容もあるため、一人での開業を検討している人は参考にしてみてください。

ポイントは対応できる範囲を考えること

一人で美容室を開業するときのポイントは対応できる範囲を考えることです。従業員が複数いる美容室とは対応できる範囲が異なるため、一人での開業を検討中の人は開業準備に取り掛かる前に一度、一人で対応できる範囲を考えてみましょう。

【対応できる範囲を考えるときのポイント】

  • 対応できる客数
  • 対応できる業務

「対応できる客数」と「対応できる業務」を考えておかなければ、開業後の経営が苦しくなる可能性もあります。従業員が複数いる美容室とは対応できる範囲が異なるため、一人での開業を検討中の人はそれぞれの項目を考えておきましょう。

対応できる客数

従業員が複数いる美容室と比較した場合、従業員が一人の美容室は対応できる客数が限られます。対応できる客数は一日の売上を算出する目安にもなるため、一人での開業を検討中の人は開業準備に取り掛かる前に一度、一人で対応できる客数を考えてみましょう。

【施術内容ごとの時間の目安】

施術内容 施術にかかる時間の目安
カット 30分~1時間
カラー 1時間~2時間
パーマ 1時間~2時間半
縮毛矯正 2時間~4時間

たとえば、カットにかかる時間は1人にあたり30分~1時間が目安です。毛量や髪型にもよりますが、カットを中心とした場合は一人で対応できる客数は5人~6人程度となるため、美容室を開業するときはその点を考慮しながら経営戦略を立てることになります。

また、パーマにかかる時間は1人にあたり1時間~2時間半が目安です。髪質や強弱にもよりますが、パーマを中心とした場合は一人で対応できる客数は2人~3人程度となるため、美容室を開業するときはその点を考慮しながら経営戦略を立てることになります。

従業員が複数いる美容室と比較した場合、従業員が一人の美容室は対応できる客数が限られます。客数は売上に直結するため、一人での開業を検討している人は一人で対応できる客数を考えつつ、ターゲット層や施術価格を決めることを検討してみましょう。

対応できる業務

従業員が複数いる美容室と比較した場合、従業員が一人の美容室は対応できる業務が限られます。美容室の業務は施術以外にもあるため、一人での開業を検討中の人は開業準備に取り掛かる前に一度、一人で対応できる業務を考えてみましょう。

【施術以外の業務の例】

項目 業務効率化の具体例
経理業務 ITツールを導入する
清掃業務 スマート家電を用意する
洗濯業務 レンタルサービスを活用する

たとえば、施術以外の業務として挙げられるのは「経理業務」です。「売上の管理」や「仕入れの管理」など、お金を管理する業務となる関係上、それ相当の時間がかかるため、業務効率化を目的としたITツールを導入することも方法のひとつです。

また、施術以外の業務として挙げられるのは「清掃業務」です。「フロアの清掃」や「トイレの清掃」など、美容室を清潔に保つ業務となる関係上、それ相当の時間がかかるため、業務効率化を目的としたスマート家電を用意することも方法のひとつです。

従業員が複数いる美容室と比較した場合、従業員が一人の美容室は対応できる業務が限られます。施術以外の業務もあるため、一人での開業を検討している人は業務内容を整理しつつ、それぞれの業務を効率化させることを検討してみましょう。

ポイントを押さえた人は開業準備に取り掛かる

ポイントを押さえた人は開業準備に取り掛かることを検討してみてください。美容室を開業するときはあらゆる準備物を揃えることになるため、一人での開業を検討している人は必要となる準備物の全体像を確認してみましょう。

【美容室を開業するときに必要なもの】

項目 具体例
資金 内装工事費、設備・備品費、テナント賃借費など
物件 居抜き物件、スケルトン物件、自宅の一部など
設備 洗髪設備、給湯設備、換気設備など
備品 シザー、コーム、タオルなど
届出 開設届、防火対象物使用開始届出書、開業届など
資格 美容師免許、管理美容師、防火管理者など

たとえば、美容室を開業するときは資金が必要です。初期費用にあたる開業資金は希望条件次第ですが、美容室を開業するときはそれ相応の開業資金が必要になるため、開業資金を工面するときは自己資金と借り入れの両面から考えることも選択肢のひとつです。

また、美容室を開業するときは物件が必要です。取得する物件は希望条件次第ですが、物件の種類は「居抜き物件」と「スケルトン物件」に分けられるため、それぞれの物件の状態からメリットとデメリットを押さえつつ、希望条件と照らし合わせることになります。

美容室を開業するときはあらゆる準備物を揃えることになります。一人での開業を検討している人は自分一人が用意することになるため、開業準備に取り掛かるときは独自のチェックリストを作成することも検討してみましょう。

なお、美容室を開業するときの準備物が知りたい人は「美容室の開業に必要なものは?準備物を項目ごとに解説」を参考にしてみてください。

開業準備に関する疑問や不安がある人は専門家に相談する

美容室の開業準備は多岐にわたるため、不明点や疑問点が生まれることも考えられます。とくに、一人の場合は自分一人が開業準備を進めることになるため、開業準備に関する疑問や不安がある人は専門家に相談することを検討してみましょう。

【相談先の具体例】

項目 概要
商工会議所 商工会議所は、商工会議所法に基づき設立された特別認可法人。法律、税務、金融、登記など、幅広い支援サービスを提供し、各分野の専門家に無料相談できる点が特徴のひとつ。
よろず支援拠点 国が全国に設置した無料の経営相談所。豊富な活動実績から経営者の課題に応じたワンストップサービスを提供し、各分野の専門家に無料相談できる点が特徴のひとつ。
中小企業基盤整備機構 3つの特殊法人を統合し設立された独立行政法人。企業の成長ステージに合わせた幅広い支援メニューを提供し、各分野の専門家に無料相談できる点が特徴のひとつ。

相談先として挙げられるのは「商工会議所」「商工会」「中小企業基盤整備機構」です。これらの相談先は開業支援を実施しているため、一人での開業に関するアドバイスに加え、美容室の開業における成功事例や失敗事例を教えてもらえる可能性もあります。

ただし、今回紹介した相談先は無料相談窓口を設けていますが、専門家に相談する場合は依頼料として所定の費用がかかるところもあります。説明会やセミナーに参加するときは事前予約が必要になることもあるため、専門家に相談したい人は留意しておきましょう。

美容室の相談先に関する情報が知りたい人は「美容室を開業するときの相談先を解説」を参考にしてみてください。

一人での開業が難しい場合は共同経営の選択肢もある

一人での開業が難しい場合は共同経営の選択肢もあります。共同経営にすることにより、美容室を開業できることも考えられるため、一人での開業が難しい場合は選択肢のひとつとして共同経営にすることも検討してみましょう。

たとえば、共同経営にすることにより、開業資金を分担することも可能です。1,000万円程度の開業資金を想定しているならば、一人あたり500万円を工面する計算となるため、開業資金の面から難しさを感じているときは共同経営にすることも選択肢のひとつです。

また、共同経営にすることにより、業務内容を分担することも可能です。美容室の業務内容は多岐にわたる関係上、業務負担が大きくなることも想定できるため、業務内容の面から難しさを感じているときは共同経営にすることも選択肢のひとつです。

ただし、共同経営の場合はお互いの意見に相違が生まれることも考えられます。経営方針や報酬分配など、お互いの意見に相違が生まれる可能性もあるため、共同経営を選択肢に含める場合はメリットとデメリットを考えながら決めることを検討してみましょう。

まとめ

一人で美容室を開業するときのポイントは対応できる範囲を考えることです。従業員が複数いる美容室とは対応できる範囲が異なるため、一人での開業を検討している人は開業準備に取り掛かる前に一度、一人で対応できる範囲を考えてみましょう。

また、ポイントを押さえた人は開業準備に取り掛かることを検討してみてください。美容室を開業するときはあらゆる準備物を揃えることになるため、一人での開業を検討している人は必要となる準備物の概要から確認してみましょう。

なお、一人での開業が難しい場合は共同経営の選択肢もあります。共同経営にすることにより、美容室を開業できることも考えられるため、一人での開業が難しい場合は選択肢のひとつとして共同経営にすることも検討してみましょう。

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この記事の監修者

田原 広一(たはら こういち)

株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者

田原 広一(たはら こういち)

平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

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