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看板費用の相場っていくら?費用の内訳って?

お店を開業する際には、お店の顔となる看板は必要不可欠なものです。

看板製作・工事にかかる費用は条件によって大きく異なり、利用する業者によって価格帯も幅広く設定されています。

ある程度の看板費用についての知識を入れていかないと、見積もりを頂いた際には予算よりも大幅にオーバーしてしまう可能性があるでしょう。

今回は、看板の種類と看板にかかる費用についてご紹介します。

看板の種類を知っておこう

看板にはいくつかの種類があり、1店舗につき2~5種類の看板を取り付けることが多いです。

自分の店舗に必要な看板はどのようなものなのか、場所や立地なども考えながら、あらかじめ確認しておくことが重要です。

‐看板の種類‐

看板は以下の種類と役割あります。

看板の種類 目的 効果
屋上広告塔 周囲のビルなど地上以外からも見えるようにすることが目的。スポットライトや電飾をつけることで夜も夜景の一つとして目立たせることができる。
ガラス面シート ドアやガラス窓のガラスのロゴや告知をシールで貼り、店舗のイメージを伝えることが目的。シーズンやイベントによって手軽に変えることができ、集客効果も期待できる。
袖看板 離れた場所やお店の側面からお店の存在を認識させることが目的。2回以上にある空中店舗などで特に有効。
壁面看板 店舗名と業態(何屋なのか)を認識させることが目的。お店の外観と看板のデザインに統一感を持たせると、お店のコンセプトやイメージが伝わりやすい。
テント 店舗の入り口に設置するため来店客の目に入りやすく、ロゴやイメージカラーを施すことで印象付けることが目的。雨除け、日よけとしても活用することが可能。
自立看板 お店から離れた場所で宣伝することや駐車場への誘導が目的。歩行者とドライバーの両方から認識されやすく、主にドライバーの入店を誘導しやすい。
懸垂幕 取り付け・取り外しが比較的簡単なため、イベントやキャンペーン告知の情報を発信することが目的。大きい文字で見やすいため、インパクトを与えることが可能。
ターボリン
ホール看板 離れた場所からお店の存在を認識させることが目的。特に道路沿いの店舗では、走行中の車にも認識してもらうことが可能。
スタンド看板 メニューや料金などの細かい情報を伝えるのが目的。より具体的な情報を開示することで、主に歩行者の入店を誘導。
のぼり 業態(何屋なのか)やおすすめメニューなど注目させたい内容を知らせることが目的。歩行者とドライバーの両方から認識されやすい。

看板の内訳

看板の種類を把握したところで、次に看板費用の内訳についてご紹介します。

看板工事にかかる費用の内訳は、以下の3つに分けることが出来ます。

デザイン料 + 看板製作費 + 取り付け工事費 = 看板費

デザイン料

看板のデザインにかかる費用のことです。

看板デザイン料は、看板屋さんに依頼する、デザイン会社や個人デザイナーに依頼するなど

依頼する会社によって費用は様々です。

一般的には、会社の規模が大きい会社に依頼する場合、著名のデザイナーに依頼する場合にデザイン料が高くなる傾向にあります。

デザイン料は、文字やロゴなどのシンプルなデザインや依頼する会社のテンプレートから選ぶ場合ですと数千円~、写真や柄などの情報量の多いデザインですと1万円~数万円、デザイン性を重視したものやオリジナルのロゴやマークなどを作成する場合は、依頼する会社で費用は異なりますが、上記の値段よりも割高になります。

また、自作のデザインがある場合、依頼した看板業者に持ち込むだけなので費用はかかりません。

しかし、一般的にデザインは、フォトショップやラストレーターなどの画像編集ソフトで作成するため、手書きまたはエクセルやワードなどで作成したデザインは、フォトショップやイラストレーターに書きおろしたり、作り直さなくてはならないので別途で料金が発生します。

(2)看板製作費(看板本体)

デザインを元に看板本体を作成する際に発生する費用です。

看板製作の費用は、看板の種類や大きさ、使用する材質やインク、照明の有無など看板作成に使用する材料によって大きく異なります。

例えば、材質ならパネルや骨組みアルミを使用する看板の費用は、比較的に安く済み、看板に木材を使用する場合ですと、加工などの手間がかかるため費用が高くなります。

他にも、看板にLEDなどの照明を使用する場合は、通常の看板よりも費用が高くなります。

特に同じ材質やインク、照明を使用していても、看板のサイズが大きければ大きいほど費用は高くなりますので、あらかじめ理解しておきましょう。

(3)取り付け工事費

看板の取り付け工事費用は、基本的に工事に必要な人数で金額が変わります。

職人1人でできるような作業であれば、費用は安く済みますが、大規模の作業になれば費用は高くなります。

人数以外で関わるは、『設置場所』と『お店の立地』です。

看板を高い位置に設置する場合であれば、足場を組んだり、作業車が必要になるので、金額が高くなります。

店舗が交通量の多い場所にある場合には、警備員を派遣したり、道路交通許可申請書などの費用がかかります。

その他にも、諸経費が掛かる場合があります。

また、看板設置を自分で行う場合は、運搬費用として¥5,000~から料金が発生します。

看板の相場(参考価格)

上記内訳を踏まえた看板工事の相場は以下のようになります。

看板種類 価格
屋上広告塔 500,000円~
ガラス面シート 1,000円~
袖看板 50,000円~
壁面看板 外照式 15,000円~
内照式 100,000円~
テント 200,000円~
自立看板 20,000円~
懸垂幕 10,000円~
ポール看板 200,000円~
スタンド看板 5,000円~
のぼり 1,500円~

 

あくまでも相場ですので、依頼する業者に見積もりを出してもらうことが大切です。

まとめ

看板の価格のイメージは出来ましたでしょうか?

看板の費用は、デザイン・サイズ・種類・人数など様々な要所により大きく変わり、予想以上に細かいジャンルに分けられています。

ある程度の知識があれば、予算の設定がしや少なるのではないでしょうか?

看板製作を依頼する際には、複数社から見積りをとり、自分のニーズに一番合った会社を選びましょう。

この記事の監修者

田原 広一(たはら こういち)

株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者

田原 広一(たはら こういち)

平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。

【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)

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