2020.01.09

オフィス内装の相場と優良な業者を探す時のポイント

内装/外装,費用/相場

オフィスの内装は床工事、壁工事などだけでなく、パーティション工事や配線・ネットワーク工事まで多岐にわたります。最近ではこれらのオフィスの内装工事をワンストップで提供している事業者も多く、Webフォームから見積り依頼できるなど、オフィス内装をより簡単に依頼できる環境が整ってきました。

とはいえ、オフィス内装のだいたいの相場を知ってから見積依頼をしたいのが私たちのホンネではないでしょうか。なぜかと言うと、相場を知らない状態で見積りをもらっても、見積価格が高いのか安いのかも判断できないですからね!

今回の記事では、オフィス内装工事にスポットを当てて工事の種類ごとの相場と工事費用をより安くする方法をご紹介します。

1.オフィス内装をおしゃれに変えよう!得られる3つのメリット

①取引先や面接者などの対外的な評価が変わる

オフィスは単に働く場所ではなく、オフィスは会社の顔です。オフィスを使うのは中で働く従業員だけではありません。さまざまな取引先の方も日常的に目にします。また、路面に面したオフィスなのであれば、道行く人々もあなたのオフィスの看板などを日々目にすることでしょう。

オフィスを会社イメージに合った内装にすると、企業イメージを戦略的にアピールすることができます。企業イメージはIT系でオープンな印象にしたいのに、内装が雑多で古めかしい感じだと訪問者は「あれ?」とその企業に対して不思議な印象を持つことでしょう。面接者であれば、「この企業で働きたい!」という意欲が残念なオフィス内装を見たことで悲しいことですが半減してしまうかもしれません。

②従業員のやる気が変わる

従業員が5~6名以下の場合の内装と、従業員が30名になった時の内装は同じであるはずがありません。事実、このサイト(店舗内装ラボ)を運営する株式会社ソラボは過去3年間で3度の引っ越しをしており、そのうち2度は内装工事を経験しています。

オフィス内装をかっこよくオシャレにすることは、従業員のモチベーションアップや効率アップに効果的です。Googleを筆頭に、サイボウズやスマートニュース・CAMPFIREなど、最近右肩上がりのIT企業はいずれもオシャレなオフィス内装で成功しています。

③使われていない空間を有効利用

広めの物件を使っていて、デッドスペースがある場合もオフィス内装は効果的です。あまり使われていない空間を従業員同士のコミュニケーションスペースへの変更や仮眠スペースに改装することも可能です。

2.オフィス内装とは?オフィス内装に含まれる工事の種類

オフィス内装とは、以下の内容の工事のことを指します。

オフィス内装工事 発注者の希望デザインを元に、床の張替え・壁紙の変更や照明の取り換えやレイアウト変更まで内装すべてを行う工事。

つまり、発注者の希望や物件の個性(狭い・広いなど)により非常に幅がある工事です。そのため、オフィス内装の費用を詳しく知りたいなら、まずはオフィス内装工事の種類とその中身について知っておいた方が賢明です。

以下の表は、オフィス内装に関わる工事の種類をざっと洗い出したものです。合計で12種類もあります。これに加え、「雑工事」という細かい作業についても通常は3万円ほど加算されます。

【オフィス内装工事に含まれる工事の種類】

仮設工事 建設工事期間中に工事が滞りなくできるように、足場を組んだり、通路に養生テープを貼ったり仮設トイレを設けること。
軽鉄・ボード工事 軽量の金属素材を使い、建物の天井や壁の骨組みを作る工事。
木工・建具工事 木製または金属製のドア・窓などを設置する工事。
空調換気設備工事 快適な室内を実現するため、建物単位の空調管理システムの導入や空気調和・換気設備を導入する工事。
消防設備工事 火災警報設備・消化設備・避難設備などを設置・取り付ける工事。

※消防法により、建物内に設置が義務付けられている。

サイン工事 オフィス内のあらゆるサイン(出口、階数など)の設置・取り外し工事。
間仕切り壁設置工事 部屋の中に床と天井で固定する間仕切り壁を設置する工事。
パーテ-ション設置工事 部屋の中を仕切ることができるパーテ-ションを設置する工事。
電気配線・LAN配線工事 オフィス内の電気配線・配線整理とLAN構築・インターネット接続と行う工事。
給排水工事 キッチン・トイレなどの設置に関する水・お湯の給排水と排水設備設置の工事。
照明器具変更工事 LED照明交換や蛍光灯の取り外し工事(バイパス工事)。
塗装工事 建具やボードなどに塗装する工事。

オフィス内装工事をするからと言って、上記のすべての工事をするわけではありません。どのような内装にしたいかにより、必要な工事を内装工事業者が見積作成して提示してくれます。

また、以下の表は内装工事の種類ごとに「工事費用が高い工事(50万円超え)」と「工事費用がさほど高くない工事(50万円以下)」の2つに以下の表で分けたものです。

【オフィス内装工事の工事費用の高い工事とそうでもない工事】

工事費用が高い工事(50万円超え) 工事費用がさほど高くない工事(50万円以下)
・内装工事(全部入り+インテリア)

・間仕切り設置工事

・木工・建具工事

・パーティション設置工事

・空調換気設備工事

・電気配線・LAN配線工事

・サイン工事

・給排水工事

・仮設工事

・軽鉄・ボード工事

・サイン工事

・照明器具変更工事

・消防設備工事※50万円ぎりぎりくらい

向かって左側の工事費用が高い工事は、小さなものを取り付けるのではなくかなり大型のものを設置する工事です。また、取り付けだけでなく既存の床などに穴をあける工事や複雑な工事(空調換気設備や電気配線や給排水工事)は必然的に工期がかかるため、工事費用も1点につき80~200万円以上の費用がかかります。

ちなみに、業者によっては見積の項目に「内装工事」があり①オフィス入り口②デザイン③電気・ガス・水道設備工事④インテリア⑤床・壁・天井等の5つがセットで見積られている場合も多いです。

「インテリアは自分でやるし!」「電気・ガス・水道はいつもの業者に頼む方が安いし」などと費用を安く抑えたい方は、「内装工事」という見積の言葉の中に実際は何が含まれているのか、細かく突っ込んだ方があとで泣きをみません。

3.オフィス内装の相場

①オフィス内装全体の工事費用は200~500万円

オフィス内装の見積をとると、200~500万円程度の工事費用の場合が多いです。飲食店の内装工事費用の一つの目安が1,000万円ですので、それよりは低くなっています。

それはなぜかというと、厨房設備やダクト工事などがないことが大きな理由となっています。オフィス内装工事の種類ごとの相場は、以下のようになっています。

【オフィス内装工事の種類ごとの費用相場】

仮設工事 10~12万円
軽鉄・ボード工事 15~25万円
木工・建具工事 80~90万円
内装工事

(壁・天井・タイルカーペット)

85万円
空調換気設備工事 9~100万円
消防設備工事 50万円
サイン工事 5~50万円
間仕切り壁設置工事 100~140万円
パーテ-ション設置工事

(可動間仕切りやスライディングウォール)

80~120万円
電気配線・LAN配線工事 55万円
給排水工事 25~28万円
照明器具変更工事 5~12万円
塗装工事 30万円

工事の費用相場ですが、坪数によっても異なります。一つの目安として考えてみてください。

②オフィス内装の相場はデザイン料×坪数×材質でほぼ決まる?!

(1)デザイン料について

オフィス内装工事で最も高額なのは内装工事の費用です。その中で、デザイン料は内装工事費用の7%ぐらいを占めています。

例えば、500万円の内装工事の中でデザイン料は35万円が相場となります。

デザイン料を内装工事費の15%前後を取る業者もいますが、その場合は施工管理まで行う場合が多いようです。内装デザイナーが社内にいつ場合は、社外へ依頼する場合よりも費用は安く抑えられます。ちなみに、デザイナー料と設計費用はよく混同されますが、内装工事の場合はほとんどの場合に設計費用はかかりません。(設計はゼロから考える場合の建築時の必要)

ちなみに、オフィス内装工事の実施個所は、主にクライアントエリア・リフレッシュエリア・ミーティングルーム・ワークエリアの4エリアに分かれています。まずは、どんなデザインがあるかそれぞれのイメージをみていきましょう。

【クライアントエリアのイメージ】

シンプルで高い天井のクライアントエリアは、クライアントへの印象をアップします。

オシャレでモダンなデザインですね!

【リフレッシュエリアのイメージ】

リフレッシュエリアは遊び心をくわえて。

何ですか、このアメリカンドラマのようなオシャレさは、、。

【ミーティングエリアのイメージ】

ミーティングエリアはシンプルで広さにゆとりを持ちましょう。

シンプルなモノトーンで集中できそうなデザインです。

【ワークエリアのイメージ】

ワークエリアは、壁にガラスを使うことでオープンな印象を与えます。

壁にガラスを使うことで、オープンな印象を与えます。

いずれもオシャレな内装で、モチベーションがあがりますよね。是非、あなたも理想のオフィス内装について検討してみてください!

(2)坪数について

坪数とは、1坪(3.31㎡)がいくつあるのかといった広さの単位を言います。内装工事では、坪単価で10~40万円の工事費用が目安となっています。なぜこんなに価格差があるのかと言うと、以下の3点が大きなポイントとなります。

  1. 床を張り替えるか
  2. サーバールームは必要か
  3. 材質

例えば、60坪のオフィスの内装工事費用で坪単価20万円の場合、内装工事費用の目安は

 

60坪×20万円=1,200万円

となります。

(3)材質について

洋服を作る時もそうですが、オフィス内装の場合も材質が高い物かどうでないかで、内装費用は大きく異なります。例えば、オフィス内装に使われる壁紙の材質はビニールクロスや髪クロスがありますが、ビニールクロスの場合は1㎡あたり900円~1,200円が相場ですが、紙クロスの場合は1㎡あたり1,500円~が相場と大きく費用は異なります。

③スケルトンとは?スケルトン物件のオフィス内装相場

スケルトン物件とは、壁紙や天井がないむき出しの状態の物件です。

スケルトンとは、スケルトン物件の略で、内装工事を行う前の壁紙や床材が貼られていないむき出しの状態を言います。スケルトンの場合は工期がかかるため、坪単価30~70万円とスケルトン以外の物件よりも高い費用相場となっています。

その代わり、スケルトン物件ではゼロからご自身の発想で自由に発注しやすく、デザインの自由度は高くなるというメリットもあります。

④居抜き物件とは?居抜き物件のオフィス内装相場

スケルトン物件に対し、居抜き(いぬき)物件とは過去に入居していたテナントが施した内装をそのまま生かす物件を意味します。居抜き物件の場合、壁紙だけ変えて床はそのままにする、など部分的な内装工事をなりますので、坪単価は10~30万円とスケルトン物件よりも大幅に安くなっています。

⑤部分内装工事とは?

オフィス内装工事をしたいけど、費用を押さえたいから少しだけリノベーションしたい。こんな希望を持つ方の要望もオフィス内装業者によっては可能です。個人の住宅でも、今「ちょこっとリノベーション」や「部分リフォーム」の需要は増えています。

オフィス全体では費用がかさむため、入り口周りだけ内装工事した場合はいくらになる?など、臨機応変に見積を取っていきましょう。

4.優良な内装業者はどうやって探せばいいのか

内装業者を探すポイントとは?

①時間に余裕を持ち、複数の業者に相見積もりを取ろう

今はネットの普及で、オフィス内装業者へ一括見積請求するのもスマホ一つで簡単にできる時代になりました。オフィス内装工事費用は決して安いものではありませんし、業者により得意・不得意もありますので、まずは1社だけで決めるのではなく、最低でも4社ほどの見積をとってから依頼することをおすすめします。

②取引実績の多い内装業者は提案力も高い

取引実績は多ければ多いほど、あらゆる間取りや条件のオフィスに対応しているという証拠になります。経験が浅ければ、こちらが希望を出しても「無理ですね」などろ却下されてしまいますが、経験豊富な内装工事業者の場合は豊かな発想で納得できる料金や工事を提案してくれるかもしれません。

③安すぎる内装業者には注意も必要

明らかに相場とは程遠い料金を提示している業者については要注意です。含まれるべき料金が含まれず、あとから別途請求される場合もあるかもしれません。値段だけはなく、内装工事の内容や期間や素材などを総合的に判断し、優良な業者であるかを判断しましょう。

まとめ

あなたがオフィス内装で見積を取得したら、見積の書き方は上記のように〇〇工事で〇〇十万円、というように工事の種類ごとに記載されています。相見積もりをする場合は、A業者は「仮設工事が安いけど木工・建具工事が高いな」というように、どの工事料金に差があるのかをチェックすることで業者ごとの特徴が明らかになります。