内装/外装
目立つ看板を作るためのポイントとは?
お店の入り口などに設置する看板を作るときに、「どんな看板のデザインにしたら目立つのか?」ということを考える人は多いはずです。
街を歩いていても、無意識に見てしまう看板とそうでない看板があります。ついつい目を引かれてしまう「目立つ看板」には、やはり目立つ理由があります。
今回は看板のデザインで悩む方のために、どのような条件の看板が目立つ看板なのかを解説します。目立つ看板を掲げると、集客力が上がる、お店の認知度が上がる効果も期待できるため、目立つ看板を作りたい人は当記事を参考にしてください。
目立つ看板を作る理由を考える
目立つ看板を作る前に、目立つ看板を作る理由を考えてみましょう。なぜ目立つ看板が必要なのかを理解すると、より効果的な看板となる可能性があるためです。
【目立つ看板を作る主な理由】
- 客が来店する可能性が増える
- 客の購買心理に影響を与える
看板を目立たせる理由は、事業の収益を上げる要因となる客の行動を変化させる目的があります。看板の設置は、マーケティング行動心理学でも重要と位置付けられています。目立つ看板を作る際は、なぜ目立たせたいのかを理解してから制作するようにしましょう。
客が来店する可能性が増える
実際にお客さんの購買心理にも大きく影響を与えることが分かっており、看板が目立っていた方が、初めてお店の前を通る人に対して、お店の存在をアピールできる可能性が高くなります。
実際に商品や店内を見る前に、お客さんにとって興味のあるお店なのか、どんなサービスを提供しているお店なのかを判断できるため、看板で興味を持ってもらえると来店の可能性が上がります。
私たちが初対面の相手の表情や仕草、ファッションなどで第一印象を決めてしまうように、目立つ看板はお店の「顔」として、初めてお店のことを知る人にとって重要な要素になります。
客の購買心理に影響を与える
第一印象で客に良い印象を与えることができると、次は購買心理に影響を与える効果が期待できます。
初めて看板を見た人がお店に対して興味を持ってくれたとしても、必ずしもその場で来店してくれるとは限りません。
その後、興味を持ったお客さんがお店の商品やサービスを覚えていてくれることで、次回検討したタイミングで来店してくれる可能性を上げることができます。
目立つ看板を作るポイント
ただ目立つだけでなく、一回見ただけで印象を残し、お客さんの来店につなげる看板を作るためには何を意識したらよいのでしょうか。
様々な要素がありますが、大きく分けて
- 見やすさ
- 雰囲気
- インパクト
が大切であるといえます。
看板の見やすさ
いくら看板を目立たせたいとはいえ、派手な色や見にくい文字フォントばかり使用したり、狭いスペースに細かく文字を書き込んだりしてしまっては、せっかくの看板が無駄になってしまうかもしれません。
色やフォントはシンプルなものにまとめる、文字の量も最低限に抑えるなどで、本当に伝えたい情報をお客さんに届けられるようにしましょう。
お店や周囲の環境に雰囲気があっているか
お店の雰囲気やコンセプトと看板の雰囲気が合っていないと、統一感がなくお客さんに魅力的なお店だと思ってもらえない可能性があります。
例えば、高級感をイメージしたレストランの看板にふわっとした可愛らしいロゴを作成してしまうとお店のコンセプトに気付いてもらえない可能性もありますので、できるだけお店のイメージやコンセプトに近いデザインで看板を作成すると良いでしょう。
また、あまりにも周囲の環境になじまないデザインは印象を悪くする恐れがあります。
住宅街や昔からの商店街など景観を大切にしている可能性がある場合には気を付ける必要があるかもしれません。
視覚的に印象に残るインパクト
色やフォント、文字やイラストの配置など見やすさはもちろん大切ですが、看板として印象に残るデザインになるよう意識したほうがよいです。
シンプルで見やすいデザイン、かつ大切な部分が看板を見た人に一目で伝わるようなデザインであれば、きっと印象に残してくれるでしょう。
とはいえデザインに正解はないので、街を歩いていて特に目を引く看板や、イメージに近いお店の看板を参考に考えてみてもよいかもしれません。
目立つ看板の「色」とは
目立つ看板を作成する上で、やはり「色」は重要な要素になります。
同じ内容の看板でも色を変えると全く違った印象になりますし、見え方も全然違うものです。
基本色は2色以上の組み合わせで目立つ配色になりますので、この組み合わせが大事です。
最も相性が良いのが、「色相」とよばれる色の関係性の中で対照的な色同士といわれています。
例えば「赤」と「緑」、「青」と「オレンジ」、「黄色」と「紫」などです。文字が紫なら背景色は紫、といった具合です。
見やすい看板にするためには、この配色によって左右されます。
しかし上記の2色をそのまま取り入れると色味が強すぎて、主張が強すぎる看板になるときもあります。
そういった場合は文字の周りに白やグレーで淵を付けることで見やすい看板になりますので、参考にしてみてください。
看板の制作はどこに依頼する?
「看板 作成」で検索すると制作会社が多く出てくると思いますので、地域や好みによって依頼先を選ぶことができます。
もし内外装を業者に依頼しているのであれば、まとめて看板制作を行っている業者も多いです。
お店の「顔」となる看板イメージを崩さないためにも、信頼できる業者に依頼するのが良いですね。
まとめ
おそらく新しくお店を開くのであれば、看板のデザインは長い時間をかけて悩む方もいらっしゃると思います。
大切なお店にお客さんを多く呼ぶためにも、納得のいくデザインで目立つ看板を手に入れたいですね。
以上、目立つ看板を作る理由と目立たせるためのポイントについてのお話でした。
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この記事の監修者
株式会社SoLabo 代表取締役 / 税理士有資格者
田原 広一(たはら こういち)
平成22年8月、資格の学校TACに入社し、以降5年間、税理士講座財務諸表論講師を務める。
平成24年8月以降 副業で税理士事務所勤務や広告代理事業、保険代理事業、融資支援事業を経験。
平成27年12月、株式会社SoLabo(ソラボ)を設立し、代表取締役に就任。
お客様の融資支援実績は、累計6,000件以上(2023年2月末現在)。
自身も株式会社SoLaboで創業6年目までに3億円以上の融資を受けることに成功。
【書籍】
2021年10月発売 『独立開業から事業を軌道に乗せるまで 賢い融資の受け方38の秘訣』(幻冬舎)
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