2022/1/27

2022/02/02

1人美容室の内装のおしゃれなデザインと間取りにするコツと費用相場

1人で美容室を開業することは美容師にとって夢の1つかもしれません。1人美容室ではお客様とマンツーマンで付き合えて、お客様も人目をきにせずリラックスして施術を受けられます。

今回の記事では1人で開業するからこその働きやすさを追求した店舗のレイアウトや、機能性を備えた内装材をご紹介します。

狭くてもおしゃれで素敵な内装デザインの美容室にしていきましょう。

気になる内装工事の費用と種類もご一緒に解説します。

スタッフを雇ってたくさんのお客様を迎える美容室については関連記事をご覧ください。

1人美容室は内装のデザインと間取りを工夫して機能的に作ろう

1人美容室とは、美容師1人で運営する規模の小さな美容室のこと、あるいはそのビジネスモデルを指します。

美容院が選ばれる理由は美容師のカットスキルやセンスなどもありますが、一番見てわかりやすいのは店内のおしゃれな雰囲気で、店舗内装は美容室の集客に大きく影響します。

また1人で働くからこそ、効率的に動くための機能性も大切です。

1人美容室ではどういった内装にすればおしゃれになるか、効率的に働ける店づくりのコツについてご説明します。

1人美容室の内装デザインと間取りを決めるコツ

おしゃれな美容室には共通点があります。この共通点を参考にしつつ、1人の美容室だからこその機能性とオリジナリティを詰め込みましょう。

おしゃれ美容室にするコンセプト・ターゲットを決める

コンセプトとは、お店の方向性を決める軸です。コンセプトを決めることでお客様へのサービスからメニュー、費用、そして内外装や設備にいたるまで一貫した考えをもち決められます。
コンセプトを決めるためにターゲットを設定しましょう。どんなお客様に来てもらい、どのようなサービスで課題を解決し、お客様に喜んでいただくのかを考えると、コンセプトも自然に決まってきます。

バランスを大切にして統一感を持たせる

バラバラで統一感がないと雑然とした空間になり居心地の良さが感じられません。コンセプトに沿って内装を決めることで統一感が生まれます。
コンセプトに沿って、色・柄・素材・形など全体のバランスをみて決めていきましょう。

上手に色を使うと空間をおしゃれになります。色には配色がまとまりやすいと言われている黄金比率があります。

配色がまとまる黄金比

比率 特徴
ベースカラー 70% 最もベースとなる色
アソートカラー 25% ベースカラーに合わせた色を選ぶと調和がとれる
アクセントカラー 5% 部屋のテーマを表せる

ベースカラーとアソートカラーに同系色を使いアクセントカラーでコンセプトを表現すると、調和がとれたおしゃれな空間になります。

柄を取り入れる場合は1種類に絞ることで統一感を崩さずにアクセントとなります。木などの素材は、色調や木目を合わせることでバランスを保てます。

収納スペースを確保して清潔感を持たせる

狭い店舗だからこそ、収納のスペースを取りづらいことがありますよね。美容室での主役はお客様やスタッフです。主役が目立つよう、収納スペースを確保しましょう。場所によっては、魅せる収納でおしゃれさと清潔感を出せます。

機能性も兼ね備える、広さに合った設備選び

1人美容室の物件の広さは5坪(16.5㎡)から10坪(33㎡)ほどが一般的です。ただし、美容室として保健所の営業許可をもらうには作業面積が13㎡以上なければいけません。

作業面積にはトイレや待合室などが含まれないため、例えば5坪だと間取りによっては作業面積が基準を下回ってしまい、営業許可が下りない場合があります。内装業者・保健所と綿密な打ち合わせをして借りましょう。

店舗面積ごとに置ける設備の組み合わせ例

5坪~7坪

(16.5〜23.1㎡)

セット面1~2面

シャンプー1台

作業面が無駄のないぴったりとした店舗になります。
セット面は自立タイプにすると、狭い空間をうまく使えて、その時々に応じたレイアウトにできます。
フルフラットライプのシャンプー台は面積によっては入らない可能性があります。
8坪~10坪

(26.4〜33㎡)

セット面2面

シャンプー1台

スペースにゆとりができ、空間を贅沢に使える店舗になります。
セット面やシャンプーを半個室にするなど、お店のレイアウトを自由に設計することもできます。

機能的でおしゃれな1人美容室を作る内装材とインテリア

内装材には壁紙やタイル、塗装など、さまざまな種類があります。オリジナリティを出していける部分です。美容室に合った機能性を持つ内装材をご紹介します。

壁紙(クロス)

壁紙には機能性がついているものが豊富にあります。美容室では水作業を多く行うので、水に強いタイプの壁紙がおすすめです。 汚れ防止や表面強度の壁紙も表面に加工が施されており、通常よりも水に強いです。

またトイレには消臭機能のある壁紙がおすすめです。

美容室におすすめの機能性を持った内装材をご紹介します。

壁紙(クロス)の機能性

汚れ防止 ラミネートが施されており、汚れが落ちやすく掃除がしやすいのが特徴です。
表面強度 破れにくく、キズが付きづらいのが特徴です。
消臭 においを吸着・分解するのが特徴です。
水に強い 撥水加工・防水加工を施しており、水や水汚れに強いのが特徴です。

その他にもさまざまな壁材があります。詳しくはこちらを参考にしてください。

床材

床材にも耐水性に優れた床材をおすすめします。

今回は水に強い、塩ビタイル・長尺シート・磁器タイルの3種類の床材をご紹介します。

床材の種類と特徴

塩ビタイル 塩ビ素材の床材です。さまざまなデザインや模様があり、リアルなデザインが得られます。水汚れに強いことも魅力です。
長尺シート 施工が簡単で経済的であり、耐久性に優れています。クッション性がないので、キズが付きにくいのも魅力です。
磁器タイル 吸水性が低いので、水洗いも可能です。掃き掃除も簡単に行えるため、清潔に保てます。素材が持つ色味や質感が美しいのも魅力です。

内装材とインテリアを組み合わせる

内装材とインテリアを組み合わせることによっておしゃれな空間を演出できます。

組み合わせの例をご紹介します。

1.木質系クロス×インテリア

1人 美容室 内装 画像素材:PIXTA

シンプルなクロスにインテリアをバランスよく配置することでおしゃれ感が出ます。

2.受付×木材

1人 美容室 内装 画像素材:PIXTA

受付のカウンターに木材を使用し、ナチュラルな雰囲気を演出しています。

3.鏡×タイル

1人 美容室 内装 画像素材:PIXTA

大きくシンプルな鏡と高級感のあるタイルを使用し白色で統一したデザインは、クールで洗練された空間を演出できます。

照明

照明はおしゃれなものが増えてきており、色や形などお店に合ったものを探せます。

お客様の顔に影ができずきれいに映えるもの、照明の色がカラーなど施術に影響を及ぼさないものを選びましょう。

美容室におすすめの照明の種類

シーリングライト 天井に直接貼り付けるタイプの照明です。広い範囲を照らせます。
ペンダントライト 天井からコードやチェーンで吊り下げるタイプの照明です。ライト自体もデザイン性が高く、狭い範囲を照らすのに適しています。
スポットライト 1ヵ所を照らすのに適している照明です。ライトの方向を1つ1つ変えられるため、空間の立体感を演出できます。
ダウンライト 天井に埋め込むタイプの照明です。照明器具が目立たずに天井をフラットにみせます。

ペンダントライトやスポットライトだけでは光が狭い範囲にあたるので、美容室全体を照らすほどの光量にはなりません。シーリングライトやダウンライトなど組み合わせ、十分な光量を確保しましょう。

窓が大きく日当たりのよい店舗の場合、日中は外光からも光量を確保できます。夕方以降も店内を照らせるよう、照明の配置も工夫しましょう。

1人美容室のコンパクトな間取りから考える

1人で美容室を開業する際は、間取りがコンパクトな物件を選ぶものです。狭い間取りでも、デザイン性や機能性、レイアウトにこだわり、働きやすい空間を目指しましょう。

大きな窓があると開放的になり、明るい店内を演出できる

美容室として大きな窓がある物件を選ぶのはよい選択です。大きな窓は太陽の光を取り入れ、明るい店内を演出できます。また外から店内が見えるので集客にもつなげられます。

外壁に窓がない物件の場合、扉を金属とガラス製のものを採用するもの一案です。

なお外壁にガラス窓を後付けするには外壁工事が必要なうえ、建物の耐震性との兼ね合いで工事が難しいケースもあるため、大きな窓がある美容室にしたいのであれば最初から備え付けられた物件を選ぶ方がよいでしょう。

大きな鏡を付けて空間を広く明るく見せる

鏡を大きなものを設置すると、店内が映り込み、空間を広く見せられます。鏡は光を反射するので、部屋を明るくする効果もあります。

導線を確保し、魅せる部分と隠す部分を分ける

特に1人で運営する美容室の場合、仕事の効率が重要なので、仕事で頻繁に行き来する経路である「導線」はできるだけ短く設計しましょう。

カラー材やシャンプーなどは魅せるオープン収納もいいですが、掃除道具などは極力隠し、扉付きの収納にします。頻繁に使うものほど、収納場所への導線を短く設計できると働きやすくなります。

衛生面にも配慮した設計をする

新たな生活様式への対応にあたり、美容室でも衛生面への配慮が重要です。

消毒の徹底、会計時のキャッシュレス対応やトレーでの現金の受け渡しなど運用面で配慮することだけでなく、長い時間、お客様が滞在する美容室であれば、内装設計の段階から配慮できることもあります。

例えば換気をどうするべきかについての検討です。

建物内の換気については建築基準法で基準が定められており、法に従って設計されたものであれば、自然と室内の換気はできるようになっています。

しかし、新たな生活様式への対応として、それ以上を求められる実情があるため、換気について理解したうえでの検討が必要です。

建築基準法に従って建てられた物件には、空気の入る「給気口」と空気がでていく「排気口」があります。給排気口のある場所を確認し、空気の通り道を物でふさがないようにするのが大原則です。

空気は小さい隙間から入り、大きな隙間から出ていきやすい性質があるので、空気の出口を大きく対角線に作るだけで、空間のすみずみまで換気できます。

具体的には、店の奥に「給気口」にあたる窓があれば、入口近くの窓やドアを開放するだけで、効果的な換気が行えます。網戸なしにドアや窓を開け放すのも有効ですが、入口ドアの上部に開放を前提とした網戸の窓を設置するのもおすすめです。

美容室の内装工事を依頼するときに「給気口」と「排気口」の位置も確認しておきましょう。

自然に行う換気について説明しましたが、機械を使った換気についても知っておきましょう。

機械で補助する換気には3種類、空気の取り込みと吐き出しに機械を用いた「第一種換気」、空気の取り込みにだけ機械を用いた「第二種換気」、トイレなどでよく利用される、空気の吐き出しにだけ機械を用いた「第三種換気」があります。

美容室を開業する物件がオフィスビルや集合住宅などでない限り、店内に無理に換気設備を設ける必要はありませんが、既存の給排気口だけでの換気に問題がありそうであれば、物件を所有するオーナーと内装業者に相談し、換気設備をつけることも考えましょう。

機能的でおしゃれな1人美容室の内装例

実際に一人で経営する美容室にはどういったデザインがあるのかご紹介します。
一人の美容室は、規模の大きな美容室に比べると、木目調のアットホームなデザインが目立ちます。

1人で美容室をするなら、好みがわかれる個性やクールなデザインを目指すよりも、性差や年齢層を問わず、好感度の高い、あたたかな雰囲気を目指した方がよいかもしれません。

・木材の材質を生かしたナチュラルなデザイン

1人 美容室 内装 画像素材:PIXTA

日の光が当たることで、木が店内を明るくします。

・シンプルだからこそセンスが光るデザイン

1人 美容室 内装 画像素材:PIXTA

シンプルな店内に大きな鏡がアクセントになっています。

1人美容室の内装工事にかかる費用と必要な工事一覧

実際に1人美容室の内装工事にどれくらいの費用がかかるのか見ていきましょう。

1人美容室はどういう物件を選ぶかによって、費用も必要な工事も変わります。

例えば、前のテナントの内装設備が残っている「居抜き物件」と、コンクリートが打ちっぱなしの状態でゼロから内装工事が必要な「スケルトン物件」では、内装工事費用は倍近く違います。同じような立地と規模の美容室であっても、居抜き物件の方がスケルトン物件よりも内装工事費用は安くなります。

また1人美容室で人気の自宅開業のケースは、ある意味では居抜き物件ですが、流用できる部分が少ないために、前にテナントが入っていた居抜き物件と比べると、内装工事費用は高くなります。

居抜き物件のケース、スケルトン物件のケース、自宅での開業のケース、必要な内装工事の一覧、それに伴う注意点も一緒に説明します。

1人美容室の坪単価と内装工事費用

内装工事費用は一般的に坪単価で試算します。坪単価とは店舗の内装工事費を坪面積で割ったもので、1坪(たたみ2畳分/約3.3㎡)あたりの費用のことです。内装工事費を見積もるには坪単価×坪数で出します。

1人美容室の一般的な坪単価は、都内のスケルトン物件で30万円~50万円です。

必要な内装工事や設備工事が多いほど、内装工事費は上がり、デザインや内装などの条件によっても費用は変動します。美容室は設計デザインにこだわったものが多いことや、給排水工事やパーテーション設置工事などを含むため、坪単価は高い傾向があります。

また、物件が広くても狭くても必要な設備工事は変わらないため、物件が狭いと坪単価が割高になります。

1人での開業では面積が狭いため、通常の居抜き物件よりも割高になることも考慮しておきましょう。

居抜き物件の1人美容室に必要な内装工事一覧と注意点

居抜き物件で1人美容室をするメリットは設備が残っているため、壁や天井もゼロから内装を作る必要があるスケルトン物件と比べれば内装工事費を安く抑えられる点、工期も短く開業までに時間がかからない点です。

デメリットは設計の自由度が限られている点です。居抜き物件のメリットを最大にしようと既存設備をできるだけ流用すると、水道設備の配置の関係でシャンプー台などの配置も動かしづらくなります。

居抜き物件で、前のテナントの設備を譲ってもらう場合は「造作譲渡料」がかかります。譲り受けた設備に不良・不備があると、設備の調達費用だけでなく撤去の費用がかさむため、譲り受ける前に、設備をしっかりと確認する必要があります

必要最低限の内装工事を行い、前のテナントのイメージを払しょくすることも大切です。前のテナントが撤退した理由も確認し、美容室の経営に活かしましょう。前のテナントがトラブルを抱えていた可能性もあるので注意しましょう。

居抜き物件の美容室は、前の店舗の設備があるという前提で、 店内の雰囲気を変える代表的な「仕上げ工事」を挙げています。

居抜き物件の美容室で必要な内装工事

塗装工事 ペンキなどの塗料や珪藻土などの建材で、天井や壁、床を塗って仕上げる工事です。塗装工事で天井や壁の仕上げを行う場合に 必要となる工事です。
左官工事 珪藻土や漆喰などの粘性の高い建材を、天井や壁、床に塗って仕上げる工事です。壁や床の内装材によって、必要になる工事です。
クロス貼り替え工事 下地材に壁紙を貼っていく工事です。機能性のある壁紙も増えています。
仕切り工事 部屋を仕切る壁を設置する工事のことです。作業場と待合実を分けるときのパーテーションなどの設置工事です。
雑補修費用 設備の破損したパーツや消耗品の交換や、建具の立て付けの調整といった補修工事です。
サイン工事 店舗の名前やロゴを設置する工事です。

スケルトン物件の美容室で必要な内装工事一覧と注意点

スケルトン物件のメリットは美容室の店舗の設計やデザインが自由に行える点です。

デメリットは内装工事に費用がかかる点、開業までに時間がかかる点です。
スケルトン物件では撤退時に原状回復工事が必要になります。

スケルトン物件の美容室は、コンクリート打ちっぱなしの状態から工事をするため、その種類が多くなります。

スケルトン物件の美容室で必要な内装工事

図面作成・内装デザイン 内装工事に必要な設計図や展開図にかかる費用です。図面の費用は内装工事費に含まれる場合と含まれない場合があります。 詳しくは次の項目「美容室の内装工事費を抑えるコツ」でご紹介します。
LGS・ボード工事 室内の壁と天井を造作するときに発生する費用です。軽量の鉄骨で天井に柱を立てる工事、その柱にボードを貼り付ける工事です。
床上げ工事 シャンプーの水はシャンプー台の排水管から1%の勾配をつけて建物の排水管に結ばなければなりません。 シャンプー台の床を上げて、その中に排水管やお湯・水の給水管を通すための工事です。
下地補強工事 強度のあるベニヤ板などの建材で補強する工事です。
塗装工事 ペンキなどの塗料や珪藻土などの建材で、天井や壁、床を塗って仕上げる工事です。塗装工事で天井や壁の仕上げを行う場合に必要となる工事です。
左官工事 珪藻土や漆喰などの粘性の高い建材を、天井や壁、床に塗って仕上げる工事です。壁や床の内装材によって、必要になる工事です。
クロス貼り工事 下地材に壁紙を貼っていく工事です。機能性のある壁紙も増えています。
空調工事費/ダクト工事 空調設備の設置や換気・排気の配管周りの工事です。
電気工事費用/電気配線工事 電気や配線に関する工事です。
ガス工事費/ガス配管工事 物件内で給湯器などのガス機器を使用する時、配管・設置する工事の見積項目です。
水道工事費/給排水工事 物件内の給水管と排水管の引き込みや配管の工事です。
設備工事 電化製品や照明器具、空調設備やトイレなどの設備を設置する工事です。
建具工事 ドアや窓などを開閉する仕切りの建具を取り付ける工事です。
什器設置工事 鏡やいすなどの什器を設置する工事です。
サイン工事 店舗の名前やロゴを設置する工事です。

自宅開業も居抜き物件のひとつとしてもおすすめ

1人での開業だからこそ、自宅での開業の手があります。

自宅で開業する場合、物件取得費などの初期費用を抑えられます。自宅である以上、立地は選べないため、集客が見込めるかの試算はしておきましょう。

また美容室の店舗面積は13㎡以上必要です。保健所からの営業許可がなければ開業できないため、役所の担当窓口へ自宅開業の営業許可がおりそうか、事前に相談しましょう。

また所有する持ち家の戸建であれば自己判断で問題ありませんが、分譲住宅を含めて集合住宅の一室で自宅開業を行う場合、規約を確認してから動きましょう。自宅にかけている保険や電気ガス水道の契約など、条件が変わることで契約を見直す必要があるものも、あわせて確認しましょう。

1人美容室で自宅開業は物件取得費用がいらず、賃貸料がかからない点はよいですが、内装工事に解体費、撤去費が含まれるため、内装工事費用は居抜き物件やスケルトン物件よりもかかると考えておきましょう。

特に給排水の配管の太さや、電気の設備の容量も確認しましょう。給排水の配管の容量が不十分だと、住宅まで損害を受けることがあります。

自宅開業の美容室の場合、もともとの部屋を解体する工事が必ず含まれます。

自宅開業の美容室で必要な内装工事

解体工事 既存の内装を取り壊す際の工事です。解体工事費のほかに現場から廃材を持ち出す費用や清掃費用などがかかります。
図面作成・内装デザイン 内装工事に必要な設計図や展開図にかかる費用です。図面の費用は内装工事費に含まれる場合と含まれない場合があります。 詳しくは次の項目「美容室の内装工事費を抑えるコツ」でご紹介します。
LGS・ボード工事 室内の壁と天井を造作するときに発生する費用です。軽量の鉄骨で天井に柱を立てる工事、その柱にボードを貼り付ける工事です。
床上げ工事 シャンプーの水はシャンプー台の排水管から1%の勾配をつけて建物の排水管に結ばなければなりません。 シャンプー台の床を上げて、その中に排水管やお湯・水の給水管を通すための工事です。
下地補強工事 強度のあるベニヤ板などの建材で補強する工事です。
塗装工事 ペンキなどの塗料や珪藻土などの建材で、天井や壁、床を塗って仕上げる工事です。塗装工事で天井や壁の仕上げを行う場合に必要となる工事です。
左官工事 珪藻土や漆喰などの粘性の高い建材を、天井や壁、床に塗って仕上げる工事です。壁や床の内装材によって、必要になる工事です。
クロス貼り工事 下地材に壁紙を貼っていく工事です。機能性のある壁紙も増えています。
雑補修費用 設備備の破損したパーツや消耗品の交換や、建具の立て付けの調整といった補修工事です。
空調工事費/ダクト工事 空調設備の設置や換気・排気の配管周りの工事です。
電気工事費用/電気配線工事 電気や配線に関する工事です。
ガス工事費/ガス配管工事 物件内で給湯器などのガス機器を使用する時、配管・設置する工事の見積項目です。
水道工事費/給排水工事 物件内の給水管と排水管の引き込みや配管の工事です。
設備工事 電化製品や照明器具、空調設備やトイレなどの設備を設置する工事です。
建具工事 ドアや窓などを開閉する仕切りの建具を取り付ける工事です。
什器設置工事 鏡やいすなどの什器を設置する工事です。
サイン工事 店舗の名前やロゴを設置する工事です。

その他、見積項目について詳しく説明した記事もあります。是非、参考にしてください。

美容室の内装工事費を抑えるコツ

美容室の内装工事費を抑えるためにできることを解説します。

相見積もりをする

内装工事費用は内装業者によって大きく異なるため、必ず複数社に見積もりを依頼する「相見積もり」をしましょう。

その際に内装業者に相見積もりをすることを伝えておくことがマナーです。

コミュニケーションをとりやすい内装業者かどうかも、見積もりでのやりとりを通して確認しましょう。

内装材は安いものを選ぶ

壁材や床材などの内装材には多くの種類がありますが、コストパフォーマンス重視で選べば内装工事費用を安く抑えられます。
例えば壁の仕上げ材には、塗料での塗装や珪藻土の塗り壁、木の壁、陶器のタイル壁などいろいろがありますが、養生の手間がなく、工期も短いクロス(壁紙)が一番安く仕上がります。

クロスの中でも機能性のあるビニールクロスにすることで、素材の購入費も施工費も安く抑えられ、コストパフォーマンスが高いです。

自分でできる部分はDIYにする

壁材や床材の種類が豊富にあるからこそ、DIYで簡単に施工できるものも増えてきました。シンプルな内装を業者に頼み、自分好みにDIYをするのもいいかもしれません。

DIYを希望する場合、あらかじめ内装業者にその旨を相談しておきましょう。

設計デザインと施工を一緒に行う会社に頼む

内装のデザインや設計を行う会社は、3つのタイプがあります。
デザインのみを行い、施工は別の会社が行う設計事務所、設計と施工を一括で行う内装会社、施工を主とした内装会社です。
一番費用を抑えられるのは施工を主とした内装業者ですが、ある程度、デザイン性や機能性にも期待したいのであれば、設計・施工を一括に行う内装会社をおすすめします。

補足:開業にかかる初期費用を抑える

1人美容室の内装工事費用は、開業費用の一部です。

美容室の店舗内装工事費用がどうしても抑えられない場合、美容室開業にかかる初期費用を抑えるというのも一つの手です。

例えば開業費用を安くするには設備購入費を抑えることが有効です。シャンプー台や椅子などの設備に既製品、中古品を使用することで、設備購入費を抑えられます。

またレンタルやリースも検討するのもおすすめです。リースは故障時に購入しなくてよいメリットもありますが、毎月の料金がかかります。月々の運営費を圧迫することもあるため、しっかりと資金繰りの計画を立て、利用しましょう。

まとめ

今回は1人で美容室を開業する際の内装デザインや工事、費用について解説しました。

1人美容室はお客様とじっくり向き合いながらサービスできるところが魅力です。店舗の内装デザインやレイアウトの側面からもサービスの向上を目指しましょう。

まずは想定するお客様に来ていただけるようにコンセプトを決めることをおすすめします。

5坪~10坪の比較的狭い物件での開業でも、設置する作業台やシャンプー台の数や置き方によって空間を最大限に活かした美容室になります。内装材やインテリアに、デザイン性はもちろん、機能性のあるものを選んで、1人でも働きやすいおしゃれな空間をつくりましょう。

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